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「社会人になったし、保険もNISAもそろそろ始めないと…」と思いつつ、どちらを先にやるべきか迷っていませんか?
結論からお伝えすると、独身の20代であれば、まずNISAを優先するのがおすすめです。保険は最低限の医療保険だけ検討すれば十分です。
ただし、家族構成やライフステージによって正解は変わります。この記事では、保険とNISAの役割の違いを整理し、あなたに合った優先順位の決め方を解説します。
保険とNISAは「役割」がまったく違う
生命保険の役割=万が一の「保障」
生命保険や医療保険の本来の目的は、病気・ケガ・死亡など「万が一のリスク」に備えることです。具体的には以下のような場面で役立ちます。
- 死亡保険:自分が亡くなったとき、残された家族の生活費をカバーする
- 医療保険:入院・手術の費用を補てんする
- 就業不能保険:病気やケガで働けなくなったときの収入を補う
保険は「お金を増やす」ためのものではなく、「万が一のときにお金に困らない」ためのものです。ここを正しく理解することが、優先順位を決める第一歩です。
NISAの役割=将来のための「資産形成」
NISA(少額投資非課税制度)は、投資で得た利益に税金がかからない制度です(出典:金融庁 NISA特設ウェブサイト)。
通常、投資の利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座で運用すれば利益がまるごと手元に残ります。
- つみたて投資枠:年間120万円まで(長期・積立・分散に適した投資信託が対象)
- 成長投資枠:年間240万円まで(株式・投資信託など幅広い商品)
- 生涯非課税保有限度額:1,800万円
NISAは「将来の自分のためにお金を増やす仕組み」です。老後資金・住宅資金・教育資金など、10年以上先の目標に向けた資産形成に適しています。

20代が保険よりNISAを優先すべき3つの理由
理由1:20代独身に高額な死亡保障は不要
生命保険文化センターの「生活保障に関する調査(2022(令和4)年度)」によると、20代の生命保険加入率は男性46.4%、女性57.1%です。
これは「無関心」ではなく、合理的な判断でもあります。独身で扶養する家族がいない20代の場合、自分が亡くなっても経済的に困る人がいないため、高額な死亡保障の必要性は低いです。
独身のうちは、死亡保険に月1万円以上かけるよりも、その分をNISAの積立に回すほうが将来の資産形成に直結します。
理由2:複利の効果を最大化できる「時間」がある
NISAを早く始める最大のメリットは、複利効果を長期間得られることです。
例えば、月2万円を年利5%で運用した場合の資産額の目安は以下のとおりです。
| 運用期間 | 積立総額 | 運用成果(税引前) |
|---|---|---|
| 10年 | 240万円 | 約310万円 |
| 20年 | 480万円 | 約820万円 |
| 30年 | 720万円 | 約1,660万円 |
※上記は過去の市場実績をもとにした試算であり、将来の運用成果を保証するものではありません(出典:金融庁 資産運用シミュレーション)。
30年間で積立総額720万円に対して、運用益だけで約940万円が見込める計算です。25歳で始めれば55歳時点でこの成果。35歳スタートなら65歳でようやく同じ水準です。10年の差は取り返しがつきません。

理由3:公的保障(高額療養費制度)がすでにある
「でも、病気になったらどうするの?」という不安は当然です。しかし、日本には高額療養費制度という強力な公的保障があります。
この制度では、1か月の医療費の自己負担額に上限が設けられています。例えば、年収約370万〜770万円の方の場合、自己負担の上限は月額約8万円程度です(出典:厚生労働省)。
つまり、100万円の手術を受けても、窓口で支払う金額は約8万円で済みます。貯蓄が50万円以上あれば、多くのケースで医療保険なしでも対応できます。
それでも保険が必要なケースとは
扶養家族がいる場合は死亡保険を検討
結婚して配偶者や子どもを扶養している場合は話が変わります。万が一のとき、残された家族の生活費・教育費をカバーするために、死亡保険は必要です。
特に以下のケースでは、保険の優先度が上がります。
- 配偶者が専業主婦(主夫)で収入がない
- 住宅ローンの団体信用生命保険(団信)に加入していない
- 子どもがまだ小さく、教育費が長期間必要
このような場合は、掛け捨て型の定期保険で必要な保障額を確保するのが合理的です。貯蓄型の終身保険よりも保険料が圧倒的に安く、浮いた分をNISAに回せます。
健康なうちに医療保険に加入するメリット
医療保険は加入時の健康状態で保険料が決まります。20代のうちに加入すれば、保険料は月1,000〜2,000円程度と割安です。
持病があると加入できなかったり、保険料が割高になったりするため、「いつか入るつもりなら、健康な今のうちに」という考え方も合理的です。
ただし、先述の高額療養費制度があるため、手厚い保障は不要です。入院日額5,000円程度のシンプルな医療保険で十分です。
年代・ライフステージ別の優先順位ガイド
20代独身:NISAを最優先
| 優先度 | やること | 目安の金額 |
|---|---|---|
| 1位 | 生活防衛資金を貯める | 生活費の3〜6か月分 |
| 2位 | NISAで積立投資を始める | 月1万〜3万円 |
| 3位 | 最低限の医療保険(任意) | 月1,000〜2,000円 |
独身のうちは死亡保険は不要です。まず生活防衛資金(突然の出費に備える貯金)を確保し、余剰資金でNISAの積立をスタートしましょう。

30代・家族あり:保険とNISAを両立
結婚や出産を機に、保険の優先度は上がります。
| 優先度 | やること | 目安の金額 |
|---|---|---|
| 1位 | 掛け捨ての死亡保険に加入 | 月2,000〜5,000円 |
| 2位 | NISAで積立投資を継続・増額 | 月2万〜5万円 |
| 3位 | 医療保険の見直し | 月1,000〜3,000円 |
掛け捨ての定期保険なら月数千円で数千万円の保障が得られます。「保険は最低限、投資は最大限」が資産を効率よく増やすコツです。

よくある失敗:貯蓄型保険にお金を回しすぎる
20代に多い失敗が、保険営業に勧められるまま貯蓄型の終身保険や変額保険に月1〜2万円払ってしまうケースです。
貯蓄型保険は保障と運用がセットになっていますが、以下のデメリットがあります。
- 手数料が投資信託より高い
- 途中解約すると元本割れする
- 運用の自由度が低い(ファンドを自分で選べない)
保障は掛け捨て保険、運用はNISA。役割を分けるほうが、コストも効率も圧倒的に有利です。
まとめ:保障は最低限、資産形成はNISAで
保険とNISAは「どちらが得か」ではなく、役割が違うものです。
- 保険=万が一のリスクに備える「守り」
- NISA=将来のためにお金を増やす「攻め」
20代独身なら、保険にお金をかけすぎず、NISAの非課税メリットと複利効果を早くから活用するのが最善の選択です。
| あなたの状況 | おすすめの優先順位 |
|---|---|
| 20代独身 | NISA → 医療保険(任意) |
| 20〜30代・家族あり | 掛け捨て死亡保険 → NISA |
| すでに保険加入済み | 保険の見直し → NISAに振り替え |
まずは月1万円からでも、NISAの積立を始めてみましょう。時間を味方につけることが、将来の大きな差を生みます。

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