オルカン(全世界株式)とは?仕組みとNISAでの買い方をわかりやすく解説

オルカン(全世界株式)をNISAで買う方法を解説するイラスト

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「オルカンって最近よく聞くけど、結局なんのこと?」と思っている方は多いのではないでしょうか。

新NISAを始めようとネットで調べると、必ずと言っていいほど目にするのが「オルカン」という言葉です。しかし、名前だけは知っていても、実際どんな仕組みなのか、なぜこんなに人気なのかがよくわからない、という方も少なくありません。

この記事では、「オルカンとは何か」という基本から、仕組み・特徴・NISAでの具体的な買い方まで、投資初心者の方にもわかりやすく丁寧に解説します。


目次

オルカンとは?名前の由来と基本の仕組み

「オルカン」という名前の由来

オルカンとは、「オール・カントリー(All Country)」を略した投資家たちの呼び名です。正式には「全世界株式インデックスファンド」と呼ばれるカテゴリーに属します。

代表的な商品名は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」で、三菱UFJアセットマネジメントが運用しています。この商品が圧倒的な人気を誇ることから、「オルカン=eMAXIS Slim 全世界株式」とほぼ同義で使われることも多いです。

オルカンが投資する国と銘柄数

オルカンは、「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」という指数(インデックス)に連動することを目指しています。

この指数は、先進国23カ国+新興国24カ国、合計47カ国・約2,900銘柄以上の株式で構成されています(2026年時点、MSCI公式データより)。

主な国別の構成比率(目安)は以下のとおりです。

国・地域構成比率の目安
アメリカ約63%
日本約5%
イギリス約4%
その他先進国・新興国約28%

※構成比率は市場の動向によって常に変化します。

つまり、オルカン1本を買うだけで、世界中の主要企業に分散投資できるという、非常にシンプルで合理的な商品なのです。

インデックスファンドとは何か

オルカンは「インデックスファンド」の一種です。インデックスファンドとは、特定の指数(インデックス)の動きに連動するように設計された投資信託のことです。

たとえば、世界全体の株式市場が成長すれば、オルカンの価格も上がります。反対に、世界的な景気後退が起きると価格が下がることもあります。

インデックスファンドの特徴として、ファンドマネージャーが銘柄を積極的に選ぶ「アクティブファンド」に比べて手数料(信託報酬)が低いことが挙げられます。これがオルカンの人気の大きな理由のひとつです。

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eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の特徴

eMAXIS Slimシリーズとは

eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)」は、三菱UFJアセットマネジメントが提供する低コストインデックスファンドのシリーズです。「業界最低水準の手数料を目指す」という方針のもとで運用されており、手数料の引き下げが続いていることで投資家から高い信頼を得ています。

オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)は、このシリーズの中でも特に人気が高く、新NISA口座での積立設定ランキングで常に上位に入る商品です(各証券会社の公式データより)。

信託報酬(手数料)はどのくらい?

投資信託を保有している間、毎年かかるコストを信託報酬と言います。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の信託報酬は、年率0.05775%(税込)と、業界最低水準となっています(2026年4月時点、三菱UFJアセットマネジメント公式より)。

たとえば100万円を投資した場合、年間の信託報酬はわずか約578円です。これほど低コストで世界中に分散投資できるのは、大きなメリットと言えるでしょう。

純資産総額と人気の理由

純資産総額とは、そのファンドに集まっているお金の総額のことです。純資産総額が大きいほど、ファンドの運用が安定していると一般的に言われています。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の純資産総額は4兆円を超えており(2026年時点)、日本国内の投資信託の中でもトップクラスの規模を誇ります。多くの投資家が長期保有しており、その信頼の高さを示しています。

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NISAでオルカンを買うメリット

非課税で長期・分散投資ができる

通常、投資で得た利益(売却益・配当金)には約20.315%の税金がかかります。しかし新NISAの「つみたて投資枠」を使えば、この利益が非課税になります。

オルカンのように長期保有を前提としたインデックスファンドは、新NISAとの相性が非常に良いと言われています。なぜなら、長期間にわたって運用益が非課税で複利運用できるからです。

たとえば、月3万円を20年間積み立てた場合(年利5%を想定)、課税口座では約180万円の税負担が生じる可能性があります。一方、新NISAなら全額を手取りとして受け取れます。

※上記はシミュレーションです。実際の運用成果は市場環境により異なります。

少額からコツコツ積み立てられる

オルカンはほとんどの証券会社で100円から積み立てが可能です。まとまった資金がなくても始められるため、「投資は怖い」「まずは少額から試したい」という初心者の方にも向いています。

また、毎月一定額を買い続ける「ドルコスト平均法」を活用することで、価格が高いときは少なく、低いときは多く買うことができ、平均購入単価を抑える効果があると言われています。

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NISAでオルカンを買う手順(初心者向け)

NISA口座を開設する

オルカンをNISAで購入するには、まずNISA口座の開設が必要です。NISA口座は1人1口座しか持てないため、証券会社選びは慎重に行いましょう。

オルカンを購入できる主な証券会社には、以下があります。

  • SBI証券:業界最大手。投資信託のラインナップが充実しており、ポイント投資にも対応。
  • 楽天証券:楽天ポイントで積立が可能。楽天経済圏のユーザーに人気。
  • マネックス証券:クレカ積立のポイント還元率が高い。

いずれも口座開設・維持費は無料です。

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積立設定の手順

口座開設が完了したら、積立設定を行いましょう。ここではSBI証券を例に説明します。

  1. ログイン後、「NISA」メニューを選択
  2. 「つみたて投資枠」を選ぶ
  3. 検索欄に「eMAXIS Slim 全世界株式」と入力
  4. 「オール・カントリー」を選択
  5. 積立金額・積立日を設定して「確認・注文」

積立頻度は毎月・毎週・毎日から選べます(証券会社によって異なります)。初心者の方は毎月積立から始めると管理しやすいでしょう。


オルカンに関するよくある疑問

オルカンはリスクがないの?

オルカンは世界中に分散投資できるため、個別株と比べてリスクは抑えられていると言われています。しかし、投資である以上、元本割れのリスクは必ずあります

特に、世界的な景気後退・金融危機・地政学リスクなどの影響を受けることがあります。実際に2008年のリーマンショック時や2020年のコロナショック時には、世界の株式市場全体が大きく下落しました。

重要なのは、短期的な値動きに一喜一憂せず、長期保有を続けることです。過去のデータを見ると、世界経済は長期的には成長してきたとされていますが、将来の結果を保証するものではありません。

S&P500との違いは?

よく「オルカンとS&P500、どちらがいいの?」という疑問を持つ方が多いです。

S&P500はアメリカの大手500社に投資するインデックスです。一方、オルカンはアメリカを含む全世界に投資します。

主な違いをまとめると以下のとおりです。

比較項目オルカンS&P500
投資対象全世界(47カ国)アメリカのみ
分散性高い中程度
過去のリターン(目安)やや低めやや高め
リスク分散されている米国集中

どちらが優れているかは一概には言えませんが、「より広く分散したい」という方にはオルカンが、「アメリカ経済の成長に集中したい」という方にはS&P500が向いていると言われています。

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