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結論から言います。楽天ポイント(通常ポイント)は、楽天証券のNISA口座でそのまま投資信託・国内株式・米国株式の購入に使えます。 1ポイント=1円換算で、つみたて投資枠・成長投資枠の両方に対応し、ポイントで投資した分も非課税の恩恵を受けられます(出典:楽天証券公式)。
楽天市場や楽天カードで貯まったポイントを、現金を一切使わずに資産形成へ回せるのが最大の魅力です。とくに楽天経済圏ユーザーにとっては「使い忘れて失効する前に、未来の自分の資産に変えておく」という新しいポイント活用が成立します。
NISA研究家リュウとしての見解は、ポイント投資は『投資の最初の一歩』として最強の選択肢ということです。現金を動かさずに値動きを体感できるため、損失回避バイアス(人は利益より損失を約2倍強く感じる心理傾向/カーネマン&トベルスキー1979年)の影響を最小化しながら投資慣れができます。
この記事では以下がわかります。
- 楽天ポイントでNISA投資ができる仕組み(つみたて枠・成長枠の両対応)
- ポイント投資の具体的な設定手順(積立/スポット購入)
- 投信残高ポイント(月間平均保有金額ベース)の取りこぼしを防ぐ設定方法
- ポイント投資の3つの注意点(通常ポイントのみ/NISA枠消費/損失リスク)
- ポイント投資×クレカ積立で還元サイクルを回すコツ
楽天ポイントでNISAに投資できる仕組みとは?
楽天ポイントは1ポイント=1円換算で、楽天証券のNISA口座(つみたて投資枠・成長投資枠の両方)で投資信託・国内株式・米国株式の購入に使えます(出典:楽天証券公式)。
ポイント投資とは?まず基本を確認しよう
「ポイント投資」とは、証券会社が提供する仕組みで、ショッピングや日常生活で貯めたポイントを使って投資信託などを購入できるサービスです。
通常の投資は銀行口座からお金を移して購入しますが、ポイント投資の場合はポイントがそのまま購入代金の一部または全部に充当されます。現金を使わずに投資ができるため、「投資をはじめてみたいけど、いきなり現金を使うのは怖い」という方にも取り組みやすい方法です。
行動経済学では「損失回避バイアス」と呼ばれる心理傾向が知られており、人は利益よりも損失を約2倍強く感じるとされています(カーネマン&トベルスキー、1979年)。ポイント投資は「自分のお金ではない」という感覚が損失回避バイアスを和らげ、投資の第一歩を踏み出しやすくする効果があります。
楽天証券では、楽天グループの共通ポイント「楽天ポイント」を使って投資信託・国内株式・米国株式(円貨決済)を購入できます。楽天市場でのお買い物や楽天カードの利用で貯まったポイントを、そのまま資産形成に活かせるのが大きな特徴です。
楽天証券のNISA口座でもポイント投資は使える?
はい、楽天証券ではNISA口座(つみたて投資枠・成長投資枠)でもポイント投資が利用可能です(出典:楽天証券公式)。
新NISAの2つの枠についておさらいしておきましょう。
- つみたて投資枠:年間120万円まで、長期・積立・分散投資向けの投資信託に積立投資ができる枠
- 成長投資枠:年間240万円まで、株式や幅広い投資信託に投資できる枠
楽天証券のポイント投資は、この両方の枠で利用できます。つみたて投資枠で毎月の積立にポイントを使うことも、成長投資枠でスポット(一括)購入にポイントを使うことも可能です。
ただし「つみたて投資枠」では投資信託の積立購入のみが対象で、バイナリーオプションはNISA非対象商品です。
なお、NISAの詳しい仕組みについては、こちらの記事もあわせてご覧ください。

楽天ポイント投資の設定方法【ステップ別解説】
ポイント投資は「楽天ポイントコース」設定 → 積立またはスポット購入時に『楽天ポイントを使う』をオンの2ステップで開始できます。最低1ポイント(1円)から購入可能です。
STEP1|楽天ポイントコースに切り替える
楽天証券でポイント投資をするには、まず「楽天ポイントコース」に設定されているか確認が必要です。
- 楽天証券にログインする
- 画面右上のメニューから「マイページ」を選択
- 「楽天ポイント」または「ポイント設定」のページを開く
- 「楽天ポイントコース」が選択されているか確認する
楽天証券には「楽天ポイントコース」と「楽天証券ポイントコース」の2つがあり、楽天グループ全体でポイントを使いたい場合は前者を選びます(楽天市場のSPU対象にもなります)。なお、JALマイルへの交換を優先したい方のみ「楽天証券ポイントコース」を選ぶ余地があります。
楽天銀行との連携(マネーブリッジ)を設定している場合は、すでにポイントコースが適用されていることが多いです。設定できていない場合は「楽天ポイントコース」に変更しましょう。
STEP2|積立設定でポイント利用をオンにする(つみたて投資枠)
つみたて投資枠でポイントを使った積立を設定するには、以下の手順で行います。
- 楽天証券にログインし、「積立設定」メニューを開く
- 積立したいファンドを選択(または既存の積立ファンドの「変更」をクリック)
- 積立金額・積立頻度を設定する画面で「楽天ポイントを使う」のスイッチをオンにする
- 使用するポイント数を入力する(毎月の積立額の全額または一部をポイントで充当可能)
- 設定を確認して「設定する」ボタンを押す
ポイントは毎月の積立日に自動的に充当されます。設定したポイント数が不足している月は、不足分が現金(証券口座の預り金)で補われます。
楽天証券の積立設定については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

STEP3|スポット購入でポイントを使う場合(成長投資枠)
成長投資枠を使ったスポット(一括)購入でもポイントを使えます。
- 購入したいファンドのページを開く
- 「購入」ボタンをクリック
- 購入金額の入力画面で「楽天ポイントを使う」にチェックを入れる
- 使用するポイント数を入力し、購入手続きを進める
スポット購入の場合、購入申込日時点で保有しているポイントをその場で使えます。積立設定と異なり、毎回手動でポイント使用を設定する必要がある点に注意しましょう。
なお、楽天証券のポイント投資は投資信託だけでなく、国内株式(現物)・米国株式(円貨決済)でも利用可能です。成長投資枠で個別株にポイントを使いたい場合も同じ手順で進められます。
投信残高ポイントの取りこぼしを防ぐ設定方法
楽天証券の投信残高ポイントは「月間平均保有金額」で判定されます(出典:楽天証券公式)。月末だけ多く保有しても増えないため、月初から早めに買付・解約は月末に寄せるのが取りこぼし防止の鉄則です。
楽天ポイント投資と同時に押さえておきたいのが、投信を保有しているだけで楽天ポイントが貯まる「投信残高ポイント」プログラムです。バックログ消化のため、ここで判定の仕組みと取りこぼし防止策を整理します。
「月末残高」ではなく「月間平均保有金額」で判定される
楽天証券の投信残高ポイントは、月間の平均保有金額に対して所定の還元率(年率)を月割りでポイント付与する仕組みです(出典:楽天証券公式「投信残高ポイント」)。
ここを誤解している方が非常に多いのですが、判定基準は「月末日の残高」ではなく「月の各日の保有金額の平均」です。たとえば月初に100万円分を保有していても、月末に解約してゼロになっていれば、平均は約半分の50万円相当にしかなりません。
逆に月末だけ駆け込みで買付しても、月間平均では1日分しか効かないためほぼ意味がありません。「月末資産ポイント」と呼ばれることもありますが、正確には「月間平均」が正解です。
取りこぼしを防ぐ4つのポイント
ポイント整理:
- 買付は月初にまとめる:月の早いタイミングで買い付けるほど、その月の平均保有金額が大きくなりポイント還元が増えます
- 解約・売却は月末まで待つ:月の途中で解約すると平均保有が下がるため、急ぎでなければ月末日後に回す方が有利
- 対象ファンドのみ保有する:投信残高ポイントは対象ファンドが指定されており、ファンドごとに還元率(年率)が異なります。eMAXIS Slim系・楽天オールカントリー・楽天SCHDなど主要インデックスは対象に入っているケースが多いものの、購入前に必ず公式の「投信残高ポイント対象ファンド一覧」で還元率を確認しましょう
- ハッピープログラムも併用設定する:楽天銀行とのマネーブリッジ設定でハッピープログラムが有効になり、対象取引のポイント倍率が1〜3倍にアップします(楽天銀行公式)。投信残高ポイントとは別軸の還元なので、両方有効化するのが最適解
複数ファンドに分散している場合の落とし穴
ファンドAは還元率0.05%(年率)、ファンドBは0.0175%……のように還元率がバラついていると、還元率が高いファンドへの配分を厚くした方が同じ保有金額でも貯まるポイントが多くなります。
「分散したいから」と平均的に持つのではなく、主軸ファンドは投信残高ポイント還元率が高い銘柄に寄せる意識を持つだけで年間数千円〜数万円の差が生まれることもあります。
なお、各ファンドの最新還元率は時期によって改定されることがあるため、保有開始時だけでなく3〜6ヶ月に1回は公式ページを再確認するのがおすすめです。
楽天ポイント投資のメリット3選
主なメリットは①現金ゼロで投資をスタートできる/②有効期限切れポイントを資産化できる/③100ポイント未満でも投資感覚を体験できるの3点です。
メリット1:現金ゼロでも投資をスタートできる
楽天ポイントが1ポイント=1円として使えるため、銀行口座からお金を動かさなくても投資信託を購入できます。「現金は使いたくないけど、NISAを活用したい」という方の入門として最適です。
楽天市場や楽天カード、楽天モバイルなどの楽天グループサービスをよく使う方であれば、日々の生活の中でポイントが自然と貯まります。そのポイントが将来の資産形成に役立つのですから、使わない手はありません。

このグラフは、月3,000円を年利7%(オルカン・S&P500の長期実績相当)で30年積み立てた場合の評価額推移です。最終積立元本108万円に対して評価額は約365万円。ポイント投資で月3,000円相当を充てるだけでも、30年で3倍以上に育つ可能性があることが視覚的に分かります(参考:過去40年のS&P500の平均年率リターン)。
メリット2:ポイントの価値を最大限に活かせる
楽天ポイントは有効期限があり、使い忘れると失効してしまうことがあります。ショッピングに使えばもちろん価値はありますが、投資に回すことで資産として運用しながら有効活用できます。
特に、ポイント投資で購入した投資信託が値上がりした場合は、ポイントの価値が増えることになります(もちろん、値下がりするリスクもあります)。
金融庁の「NISA口座の利用状況調査」(2025年6月末時点)によると、NISA口座数は約2,500万口座に達しており、少額・ポイント活用での投資参入が広がっています。
メリット3:少額から「投資の感覚」をつかめる
楽天証券のポイント投資は最低1ポイント(1円相当)から投資信託・株式の購入に充てられるため、少額で投資の仕組みや値動きを体験できます。現金を使わないからこそ「損してもまあいいか」と気軽に始められ、投資への心理的ハードルを大きく下げてくれます。
行動経済学の研究では、投資経験のない人が最初の一歩を踏み出す際、「少額・低リスク」の体験が継続的な投資行動につながることが示されています。ポイント投資はまさにこの「最初の一歩」に最適な方法です。
楽天ポイント投資の注意点・デメリット
主な注意点は①使えるのは通常ポイントのみ(期間限定NG)/②NISA年間枠にカウントされる/③値下がり時は損失確定の3点です。
注意点1:使えるのは「通常ポイント」のみ
楽天ポイントには「通常ポイント」と「期間限定ポイント」の2種類があります。投資信託の購入に使えるのは通常ポイントのみで、期間限定ポイントは利用できません(出典:楽天証券公式)。
期間限定ポイントはキャンペーンなどで付与されることが多く、使用場所に制限があります。ポイント残高を確認する際は、通常ポイントと期間限定ポイントを区別して確認するようにしましょう。
注意点2:NISA枠(年間投資上限)にカウントされる
ポイントで購入した場合でも、NISA口座の年間投資枠にカウントされます。
新NISAの年間投資上限は次のとおりです(出典:金融庁「NISAの概要」)。
- つみたて投資枠:年間120万円
- 成長投資枠:年間240万円
- 合計:年間360万円
ポイントで1万円分の投資信託を買えば、1万円分の枠が消費されます。「ポイントだから枠に影響しないだろう」と思っていると、年間の投資計画が狂う可能性があるので注意が必要です。
注意点3:損失が出た場合はポイントも戻らない
ポイント投資で購入した投資信託が値下がりした場合、損失はそのまま確定します。「ポイントだから損してもいい」という気持ちは理解できますが、実際には購入したポイントに相当する現金価値が減少することになります。
投資である以上、元本割れのリスクは常に存在します。ポイント投資であっても、リスクを理解したうえで活用することが大切です。
僕が9年運用してきて、楽天証券のポイント機能をどう使っているか
僕は新卒社会人だった2017年4月にSBI証券で月3,000円から投資をスタートし、約9年運用を続けて現在は月15万円の積立まで段階的に増やしてきました。メイン口座は今もSBI証券で、楽天証券は口座を開設してサブ運用枠として持っている状態です(楽天証券での積立は近々少額で開始予定)。
楽天証券をサブで持っている理由はシンプルで、「楽天ポイントの出口」を作りたかったからです。楽天市場・楽天カード・楽天モバイルを日常使いしている関係で、何もしなくても毎月数百〜千ポイント単位で楽天ポイントが貯まります。これをショッピングだけで使い切るのは難しく、かといって失効させるのはもったいない。そこで「貯まったポイントは楽天証券のNISA口座でインデックスファンドの買付に充てる」という出口を最初から決めておきました。
9年運用してきて感じるのは、ポイント投資は『金額を増やす目的』ではなく『投資を継続するためのインフラ』として機能するということです。月数百ポイントの買付が直接資産を大きく増やすわけではありませんが、「ポイントが貯まる→自動で投資される→評価額が動く」という循環が日常のなかに組み込まれることで、9年間1度も積立を止めずに続けられた要因の1つになっていると感じます。読者の方も、最初は「ポイント分だけNISA投資」から入って、慣れてきたら現金積立を上乗せしていく方式が無理なく続くと思います。
よくある質問(Q&A)
Q. ポイントだけで毎月の積立を設定できる?
はい、可能です。毎月の積立設定でポイント使用を有効にし、積立金額と同じ数のポイントを設定すれば、現金を使わずにポイントだけで積立を行えます。ただし、月によってポイント残高が不足する場合は、不足分が証券口座の預り金(現金)から自動的に補われます。
積立を現金なしで完結させたい場合は、毎月の積立金額をポイントの貯まるペースに合わせて設定するか、ポイント残高を常に一定数以上キープしておくとよいでしょう。
Q. 楽天クレカ積立と組み合わせることはできる?
楽天カードで積立(クレカ積立)を設定した場合と、ポイント投資は別の設定です。クレカ積立を利用するとポイントが付与され、そのポイントを次の投資に使うというサイクルを作ることもできます。
楽天証券のクレカ積立については、こちらの記事でくわしく解説しています。

Q. ポイント投資した分は確定申告が必要?
NISA口座で投資した場合、運用益は非課税のため確定申告は不要です。ただし、特定口座や一般口座でポイント投資した場合は、利益に対して課税される場合があります。詳細は税務署または税理士にご確認ください。
Q. 投信残高ポイントとポイント投資の違いは?
「投信残高ポイント」は投信を保有しているだけで貯まるポイント還元プログラムで、月間平均保有金額に応じて毎月自動付与されます。一方「ポイント投資」は貯めた楽天ポイントを使って投資信託・株式を購入するサービスです。ポイント投資で買った分も投信残高ポイントの判定対象になるため、両者は組み合わせると相乗効果が出ます。
まとめ:楽天ポイントをNISAで賢く活用しよう
楽天ポイントをNISA口座でのポイント投資に活用することは、日常の買い物や楽天サービス利用で貯まったポイントを資産形成に役立てられる、非常に賢い方法です。
ただし、使えるのは通常ポイントのみで、NISA枠にもカウントされる点、そして損失リスクがある点は必ず押さえておきましょう。さらに、保有しているだけで貯まる投信残高ポイントは「月間平均保有金額」で判定されるため、月初買付・月末解約を意識すると取りこぼしを最小化できます。
まだ楽天証券のNISA口座をお持ちでない方は、まず口座開設から始めてみてください。

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