60代からNISAを始めるのは遅い?退職金・老後資金を活かす活用方法を解説

60代夫婦がNISAと退職金活用を笑顔で考えるイラスト

本記事にはプロモーションが含まれます。

「もう60代だし、今さらNISAを始めても意味がないのでは?」と感じている方は多いかもしれません。しかし結論からお伝えすると、60代からNISAを始めることは十分に意味があります

2026年現在、日本人の平均寿命は男性約81歳・女性約87歳(厚生労働省「令和5年簡易生命表」)と言われており、60代はまだ20〜30年近くの人生が続く可能性があります。退職金や老後資金を「ただ銀行に預けておくだけ」ではなく、新NISAを活用して非課税で運用することが、老後の安心につながると言われています。

この記事では、60代の方がNISAをどう活かせばよいのか、退職金・老後資金との付き合い方、リスクを抑えた投資戦略まで、初心者にもわかりやすく解説します。


関連記事:年代別NISA活用シリーズ


目次

60代からNISAを始めるのは遅くない!その理由

新NISAに年齢上限はない

新NISAには年齢制限がありません(18歳以上であれば誰でも開設可能)。金融庁の公式情報によると、新NISAは恒久制度として2024年からスタートしており、何歳になっても口座を開設して利用を始めることができます。

「若い人のための制度」と思われがちですが、60代・70代の方でも非課税メリットをしっかり享受できる仕組みになっています。

「残り20〜30年」という投資期間がある

60歳で退職を迎えたとしても、平均寿命から逆算すると20〜25年以上の時間があると言われています。投資において時間は非常に重要な要素です。

たとえば、毎月5万円を年率3%で20年間運用した場合、元本1,200万円が約1,641万円程度になると試算されます(運用結果は保証されるものではありません)。銀行の普通預金金利(2026年時点で大手行0.1%程度)と比較すると、その差は歴然です。

あわせて読みたい
NISAと貯金はどっちを優先すべき?初心者向けに考え方を解説 本記事にはプロモーションが含まれます。 「NISAを始めたいけど、まず貯金を増やすべき?」「投資に回すお金なんてない…」 こうした悩みを抱えている方は非常に多いです...

非課税の恩恵は60代でも変わらない

新NISAの最大のメリットは、運用益(売却益・配当金)が非課税になることです。通常、投資で得た利益には約20.315%の税金がかかりますが、NISA口座内では一切かかりません。

60代の方が安定した配当金を受け取る場合も、この非課税メリットは同様に適用されます。たとえば年間10万円の配当収入があったとすると、通常は約2万円の税金が引かれますが、NISA口座なら丸々手元に残ります。


60代が新NISAを活用する3つのメリット

メリット①:いつでも引き出せる柔軟性

新NISAはいつでも売却・引き出しが可能です(旧つみたてNISAのように非課税期間終了による強制終了もありません)。老後の生活費が急に必要になった場合でも、柔軟に対応できる点は60代にとって大きな安心材料です。

老後資金は「すべてを投資に回す」必要はなく、生活費の一部をNISAで運用しながら、必要なときに少しずつ引き出すという使い方が向いていると言われています。

メリット②:運用益がまるごと非課税になる

先述の通り、運用益に対する約20%の税金がかからないのは大きなメリットです。特に退職金を一部投資に回す場合、長期で保有するほど非課税効果の恩恵が大きくなります。

新NISAの年間投資枠はつみたて投資枠120万円・成長投資枠240万円の合計360万円、生涯投資枠は最大1,800万円(金融庁公式情報)となっています。退職金の運用を考える60代にとっては、まとまった金額を一度に投資できる成長投資枠の活用が特に注目されています。

メリット③:節税しながら相続対策にもなる

運用中の資産を家族に残すことを考えると、NISAで非課税運用しながら資産を増やすことは相続財産の最大化にも間接的につながると言われています。もちろん、NISA口座自体は相続の対象となりますので、詳しくは税理士等の専門家にご相談ください。

[CTA]


退職金・老後資金をNISAで賢く運用するポイント

まず「生活防衛資金」を確保する

投資を始める前に最も重要なのは、生活費の6ヶ月〜1年分程度を現金で手元に確保することです。退職金や老後資金のすべてをNISAに投じることはリスクが高く、万一の病気・介護費用などに備えるためにも、手元現金は必ず残しておきましょう。

一般的な目安として、以下のように資金を分けて考えることが推奨されると言われています。

  • すぐに使う資金(生活費・医療費):普通預金・定期預金
  • 数年以内に使う予定の資金:安全性の高い商品
  • 10年以上使わない資金:NISAを活用した運用

退職金をNISAに移すときの注意点

退職金をNISAで運用したいと考える方は多いですが、いくつかの点に注意が必要です。

まず、NISAの年間投資枠には上限があります。つみたて投資枠は年間120万円、成長投資枠は年間240万円で、合計360万円が上限です(金融庁公式情報)。退職金が数百万〜数千万円であっても、一気に全額をNISAに移すことはできません。複数年にわたって計画的に投資するプランが必要になります。

また、投資には元本割れのリスクがあります。退職後の生活に直接影響する資金を投資する場合は、リスクを十分に理解したうえで、余裕資金の範囲内で行うことが重要です。

老後の「取り崩し」を意識した運用設計

60代のNISA活用で特徴的なのは、「積み立てる」だけでなく「取り崩す」フェーズを意識することです。老後に毎月一定額を引き出しながら残りの資産を運用し続ける「定率引き出し」や「定額引き出し」という方法が、資産を長持ちさせるうえで有効と言われています。

あわせて読みたい
NISAの非課税期間が終わったらどうなる?出口戦略をわかりやすく解説 本記事にはプロモーションが含まれます 「NISAって、非課税期間が終わったらどうなるの?」「いつ売ればいいの?」 NISAを始めたばかりの方から、こんな疑問をよく聞き...

60代向け「守りながら増やす」NISA投資戦略

60代のNISA活用において重要なキーワードは「守りながら増やす」です。若い世代のように長期間リスクをとって積極的に増やすより、元本を大きく毀損しないことを優先しながら、少しずつ資産を増やしていく戦略が向いていると言われています。

つみたて投資枠:インデックス投信でリスク分散

新NISAの「つみたて投資枠」では、金融庁が一定の基準を満たすと認めた投資信託のみが対象商品となっています。コストが低く、長期・分散・積立に適した商品が揃っているため、投資初心者の60代の方にも取り組みやすいと言われています。

おすすめの投資スタイルとして語られるのが、全世界株式型や先進国株式型のインデックスファンドへの積立です。一つのファンドで世界数千社に分散投資できるため、特定の企業や国の経済状況に大きく左右されにくいとされています。

月額投資額の目安としては、無理のない範囲(たとえば月1〜5万円)からスタートし、様子を見ながら増額するアプローチが無理なく続けられると言われています。

成長投資枠:配当金狙いのインカム運用

60代に特に人気があるのが、成長投資枠を使った高配当株や配当型ETFへの投資です。毎月・毎四半期に配当金が受け取れる商品は、老後の「定期収入」を補完する感覚で活用できます。しかもNISA口座内であれば配当金も非課税で受け取れます。

ただし、高配当株は株価下落リスクもあるため、分散投資は欠かせません。国内・海外の高配当ETFを組み合わせるなど、複数の銘柄・地域に分散することでリスクを軽減することが重要と言われています。

「バランスファンド」という選択肢

株式・債券・不動産など複数の資産クラスに自動で分散してくれるバランスファンドも、60代のNISA活用では選択肢の一つです。リスクを自分でコントロールするのが難しいと感じる方でも、一つのファンドを購入するだけでバランスの取れた運用ができます。

「株式100%は怖いけど、預金だけでは不安」という方に向いていると言われています。守りを重視するなら「株式:債券=5:5」や「株式:債券=3:7」のバランスファンドも検討できます(商品によって構成比率は異なります)。

あわせて読みたい
NISAで買えるおすすめ投資信託3選【2026年・初心者向け】 本記事にはプロモーションが含まれます。 「NISAで何を買えばいいかわからない…」「投資信託ってたくさんありすぎて選べない」と感じていませんか? 新NISAがスタートし...

60代が新NISAを始める具体的な手順

ステップ①:証券会社(口座)を選ぶ

NISAを始めるには、まず証券会社や銀行でNISA口座を開設する必要があります。60代の方には、以下の点を基準に選ぶことをおすすめします。

  • 操作のしやすさ:スマートフォンやパソコンでの操作画面がシンプルなもの
  • サポート体制:電話サポートや店舗があると安心
  • 商品ラインナップ:低コストのインデックスファンドが充実しているか
  • 手数料:国内株・投資信託の売買手数料が無料かどうか

代表的なネット証券(SBI証券・楽天証券・マネックス証券など)は手数料が低く商品ラインナップも豊富で、多くの方が利用していると言われています。各証券会社の公式サイトで最新情報をご確認ください。

関連記事:SBI証券でNISAを始める手順を詳しく解説
関連記事:楽天証券のNISA口座開設方法
関連記事:SBI証券と楽天証券を比較!どちらがおすすめ?

ステップ②:口座を開設する

証券会社を選んだら、ウェブまたは郵送で口座開設の手続きを行います。必要なものは以下の通りです。

  • マイナンバーカード(または通知カードと本人確認書類)
  • メールアドレス
  • 銀行口座(入金用)

ネット証券の場合、申し込みから口座開設完了まで最短数日〜1週間程度かかるのが一般的と言われています。マイナンバーカードを使ったオンライン本人確認(eKYC)に対応している場合は、より短期間で完了することもあります。

ステップ③:入金して投資商品を選ぶ

口座開設後、銀行口座から資金を入金します。その後、投資したい商品(投資信託・ETF・株式など)を選んで購入します。

初めての方は、まずつみたて投資枠で少額の積立設定から始めるのがおすすめと言われています。毎月一定額が自動で積み立てられるため、手間なく継続できます。慣れてきたら成長投資枠も活用してみましょう。


[CTA]


まとめ:60代こそNISAで「老後のお金」を賢く育てよう

この記事では、60代からNISAを始めることの意義と活用方法をお伝えしました。

改めてポイントを整理すると、新NISAは年齢上限なく利用でき、運用益が非課税になる大きなメリットがあります。60代には退職金や老後資金という「まとまった資金」があることが強みです。ただし、生活防衛資金を確保したうえで、元本割れリスクを十分理解しながら余裕資金の範囲で投資することが大切です。

「守りながら増やす」という視点で、インデックスファンドや高配当株・ETFをNISAで活用することが、長い老後を安心して過ごすための一助になると言われています。まずは少額から始めて、無理のない範囲で続けることが成功への近道です。

あわせて読みたい
NISAとは何か?初心者にわかりやすく解説【2026年版】 本記事にはプロモーションが含まれます。 「NISAって最近よく聞くけど、結局何のこと?」「難しそうで自分には関係ない気がする…」 そんなふうに感じていませんか? 実...

当サイト「NISAはじめてガイド」では、投資に関する情報を正確にお届けするよう努めていますが、投資には元本割れのリスクがあります。掲載内容は投資を推奨するものではありません。詳しくは免責事項をご確認ください。

 

記事が参考になったら、ぜひ投票お願いします!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次