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「ゴールドカードやプラチナカードでクレカ積立をすると還元率が高いって聞くけど、年会費を払ってまで本当に得なの?」と迷っている方は多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、三井住友カード ゴールド(NL)は年間利用額100万円で翌年以降の年会費が永年無料になるため、条件を満たせば実質的な負担はゼロです。プラチナプリファードは月10万円積立で約1年1ヶ月で年会費の元が取れます。一方、無料カード組(楽天カード・au PAYカード・マネックスカード・三菱UFJカード)はそもそも年会費がかからないため、損益分岐を気にせず純粋にポイント還元を受けられます。
この記事では、2026年時点の主要クレカ積立カードについて、カード×積立額×還元率の3軸で損益分岐月数(年会費を回収できる月数)を徹底シミュレーションします。NISA研究家のリュウが、新NISAの成長投資枠月10万円対応を前提に、最新の還元条件で計算しました。「年会費を払う価値があるカードはどれか」を数字で判断できるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
クレカ積立4社の全体比較はこちらの記事で確認できます。

クレカ積立で「年会費の元を取る」とはどういうこと?
損益分岐点の考え方
クレカ積立における損益分岐点とは、積立で得たポイント還元額の累計が、カードの年会費を上回る時点を指します。計算式はとてもシンプルです。
損益分岐月数 = 年会費 ÷ 月間ポイント還元額
たとえば年会費5,500円のカードで毎月50ポイント還元されるなら、5,500 ÷ 50 = 110ヶ月(約9年2ヶ月)かかります。一方、毎月3,000ポイント還元されるなら、5,500 ÷ 3,000 = 約1.8ヶ月で元が取れる計算です。
重要なのは「積立額」と「還元率」の掛け算で月間還元額が決まるという点です。年会費が同じでも、積立額が多いほど、そして還元率が高いほど、短期間で元が取れます。
2026年の新NISAクレカ積立の上限
2024年の新NISAスタートに合わせて、金融庁はクレカ積立の月額上限を5万円から10万円に引き上げました(金融庁「NISA制度の概要」参照)。これにより、つみたて投資枠の年間120万円を毎月10万円ずつカード払いで埋められるようになり、ポイント還元額も最大2倍に増えました。
損益分岐を考えるうえでは、「月10万円フル活用できるか」が最大のカギです。月5万円までしか積み立てられない家計の方は、ゴールドカード以上を選ぶ前に無料カードで十分という結論になるケースも多くあります。
ポイント還元の「複利効果」も無視できない
貯まったポイントを投資信託に再投資すれば、複利効果でさらに資産が増えます。たとえば月10万円×還元率1%=1,000ポイント/月を年利5%で30年再投資した場合、ポイント投資だけで約82万円(元本36万円)に成長する計算です。
このように、高還元率カードのメリットは「目先のポイント」だけでなく「長期の複利効果」にも及ぶため、還元率0.5%と1.0%の差は30年スパンで見ると無視できない差になります。
主要6カードの年会費と還元率一覧【2026年4月時点】
まず、比較対象となる6枚のカードの基本スペックを整理します。
| カード | 年会費(税込) | 積立時の還元率 | 月額上限 | 提携証券会社 |
|---|---|---|---|---|
| 三井住友カード ゴールド(NL) | 5,500円(100万円利用で翌年以降永年無料) | 0.75〜1.0% | 10万円 | SBI証券 |
| 三井住友カード プラチナプリファード | 33,000円 | 3.0% | 10万円 | SBI証券 |
| 楽天カード(一般) | 永年無料 | 0.5〜1.0% | 10万円 | 楽天証券 |
| au PAYカード | 永年無料 | 0.5〜1.0% | 10万円 | 三菱UFJ eスマート証券 |
| マネックスカード | 実質無料(年1回利用で翌年無料) | 0.2〜1.1% | 10万円 | マネックス証券 |
| 三菱UFJカード | 永年無料 | 0.2〜0.5% | 10万円 | 三菱UFJ eスマート証券 |
※ 2025年2月1日にauカブコム証券は三菱UFJ eスマート証券へ社名変更しました。本記事では新社名で統一して表記します。
※ 還元率はカードランク・積立額・積立期間によって変動するため、各社公式サイトを必ずご確認ください。
年会費ありカードは2枚だけ
表を見ていただくとわかる通り、実際に年会費を気にする必要があるのは「三井住友カード ゴールド(NL)」と「プラチナプリファード」の2枚のみです。他の4枚は年会費無料または実質無料のため、損益分岐を考える必要がありません。
以降のセクションでは、年会費ありの2枚を中心に、無料カードとの比較も交えながら損益分岐点を計算していきます。
【シミュレーション】三井住友ゴールドNLの損益分岐点
積立額別の月間ポイント還元額
三井住友ゴールド(NL)でSBI証券のクレカ積立をした場合、カード入会から1年目は1.0%、2年目以降は0.75%の還元率が適用されます(2024年11月のルール改定後、2025年10月買付分から適用)。
| 月積立額 | 還元率1.0%(1年目) | 還元率0.75%(2年目以降) |
|---|---|---|
| 5,000円 | 50ポイント/月 | 37.5ポイント/月 |
| 10,000円 | 100ポイント/月 | 75ポイント/月 |
| 50,000円 | 500ポイント/月 | 375ポイント/月 |
| 100,000円 | 1,000ポイント/月 | 750ポイント/月 |
損益分岐月数(年会費5,500円を回収するまで)
| 月積立額 | 1年目(1.0%)の分岐月数 | 2年目以降(前年100万円利用時・1.0%) |
|---|---|---|
| 5,000円 | 110ヶ月(9年2ヶ月) | 110ヶ月(9年2ヶ月) |
| 10,000円 | 55ヶ月(4年7ヶ月) | 55ヶ月(4年7ヶ月) |
| 50,000円 | 11ヶ月 | 11ヶ月 |
| 100,000円 | 5.5ヶ月 | 5.5ヶ月 |
結論として、三井住友ゴールド(NL)は月5万円以上積み立てる人に向いたカードです。月1万円以下の少額積立では、ポイント還元だけで年会費を回収するのに4年以上かかってしまうため、無料カードの方が合理的です。
「100万円修行」で年会費は実質無料になる
三井住友ゴールド(NL)の最大の魅力は、年間100万円カード利用で翌年以降の年会費が永年無料になる点です。さらに達成特典として10,000ポイントがもらえます。
つまり、一度でも100万円修行を達成すれば、2年目以降は年会費ゼロで最大1.0%還元を享受できるため、実質的な損益分岐は初年度のみの問題となります。
ただし、SBI証券のクレカ積立分は100万円修行の集計対象外である点には絶対にご注意ください。「クレカ積立だけで達成」はできないため、日々の生活費や固定費の支払いをこのカードに集約して、年間100万円(月平均約8.4万円)をクリアする必要があります。

【シミュレーション】プラチナプリファードの損益分岐点
積立額別の月間ポイント還元額(還元率3.0%)
三井住友カード プラチナプリファードは、SBI証券のクレカ積立で業界最高水準の3.0%還元を誇ります。2024年11月のルール改定で0.5%引き下げられましたが、それでも他カードを大きく引き離す還元率です。
| 月積立額 | 月間ポイント還元額(3.0%) |
|---|---|
| 5,000円 | 150ポイント |
| 10,000円 | 300ポイント |
| 50,000円 | 1,500ポイント |
| 100,000円 | 3,000ポイント |
損益分岐月数(年会費33,000円を回収するまで)
| 月積立額 | 分岐月数 | 分岐到達時期 |
|---|---|---|
| 5,000円 | 220ヶ月 | 18年4ヶ月 |
| 10,000円 | 110ヶ月 | 9年2ヶ月 |
| 50,000円 | 22ヶ月 | 1年10ヶ月 |
| 100,000円 | 11ヶ月 | 約1年 |
月10万円を積み立てるなら、わずか約1年で年会費33,000円を回収可能です。さらに通常ショッピングでも1.0%還元(高還元加盟店では最大10%)があるため、実際の回収期間はさらに短くなります。
プラチナプリファードが向く人
- 新NISAで月10万円フル積立する人
- カード利用額が年間200万円以上の人(継続特典が最大化する)
- 海外保険・コンシェルジュサービスなどの特典を活用する人
逆に積立額が月5万円以下の人は、プラチナプリファードの年会費を回収しにくいため、三井住友ゴールド(NL)のほうが合理的です。
年会費無料カード勢の還元額シミュレーション
年会費無料カードは損益分岐を気にする必要がありませんが、「どのくらいポイントが貯まるか」は気になるところです。4枚の無料カードの還元額を並べて比較します。
月10万円積立時の年間ポイント還元額
| カード | 還元率 | 月間還元 | 年間還元 | 10年累計 |
|---|---|---|---|---|
| 楽天カード(一般) | 0.5% | 500pt | 6,000pt | 60,000pt |
| 楽天カード(ゴールド) | 0.75% | 750pt | 9,000pt | 90,000pt |
| 楽天カード(プレミアム/ブラック) | 1.0% | 1,000pt | 12,000pt | 120,000pt |
| au PAYカード | 1.0%(月5万円まで) | 500pt | 6,000pt | 60,000pt |
| マネックスカード | 1.1%(月5万円まで)/0.2%(超過分) | 650pt | 7,800pt | 78,000pt |
| 三菱UFJカード | 0.5%(月5万円まで) | 250pt | 3,000pt | 30,000pt |
楽天カードは「楽天経済圏ユーザー」に最適
楽天カード(一般)は年会費無料で0.5%還元、楽天ポイントが貯まります。楽天市場・楽天モバイルを日常的に使う人なら、貯まったポイントの使い道に困らないのが最大のメリットです。
貯まった楽天ポイントで投資信託を買う方法は下記記事で解説しています。

au PAY/マネックス/三菱UFJは月5万円までに注意
au PAYカード・マネックスカード・三菱UFJカードは、高還元率が適用されるのが月5万円までで、超過分は還元率が下がる or 0%となります。月10万円フル積立を狙うなら、SBI証券×三井住友カード(10万円まで0.5〜3.0%)か、楽天証券×楽天カード(10万円まで0.5〜1.0%)が優位です。
クレカ積立の関連記事(観点別の深掘り)
同じクレカ積立のテーマで、関心がある観点があれば以下もあわせてどうぞ。
▼ 主要4証券の総合比較(入口記事)

▼ 月10万円拡大時の20年シミュ

▼ 還元率引下げに備える3層防御

3軸シミュレーション総まとめ:あなたに最適な1枚
これまでの計算をもとに、「積立額」「年会費回収スピード」「家計への影響」の3軸で最適カードを判定しました。
| 月積立額 | 第1推奨 | 理由 |
|---|---|---|
| 1〜3万円 | 楽天カード or au PAYカード | 年会費無料でシンプル。損益分岐を気にしなくて済む |
| 5万円 | 三井住友ゴールド(NL) | 11ヶ月で年会費回収+100万円修行で実質無料化 |
| 10万円(新NISAフル活用) | プラチナプリファード | 11ヶ月で年会費回収+還元率3.0%の複利効果が大きい |
| 10万円(年会費を払いたくない) | 三井住友ゴールド(NL) | クレカ積立10万円×12ヶ月で100万円修行達成可能 |
2026年4月時点でもっともバランスが良いのは「三井住友ゴールド(NL)で月10万円積立→100万円修行達成→年会費永年無料化」のルートです。初年度5,500円の年会費を払ってでも、翌年以降の永年無料と最大1.0%還元を得られるため、長期的なトータルリターンが最大化します。
高還元カード vs 無料カードの10年累計差
月10万円×10年間積立した場合のポイント獲得総額を比較すると、以下の差が生まれます。
- プラチナプリファード(3.0%):360,000ポイント(年会費33万円差し引き後:30,000ポイント)
- 三井住友ゴールド(NL):120,000ポイント(100万円修行達成により毎年1.0%維持を前提)
- 楽天カード一般(0.5%):60,000ポイント
- 三菱UFJカード(月5万円まで0.5%):30,000ポイント
プラチナプリファードは年会費を引いても無料カード勢より5倍以上のポイントを獲得できるため、月10万円フル積立できる人には合理的な選択肢です。
クレカ積立の損益分岐でよくある質問
Q1. 年会費はクレカ積立のポイントだけで回収すべき?
いいえ、通常ショッピングのポイントも合算して考えるべきです。特にプラチナプリファードは高還元加盟店で最大10%還元(プリファードストア)があるため、日常利用を含めれば年会費回収はさらに早まります。
Q2. ゴールドカードの年会費は経費になりますか?
給与所得者の場合、カード年会費は基本的に経費計上できません。フリーランス・個人事業主で事業利用するカードは経費になりますが、NISA口座のクレカ積立は個人の資産運用目的のため経費対象外です。
Q3. 100万円修行はクレカ積立だけで達成できますか?
はい、可能です。月10万円×12ヶ月=120万円となるため、新NISAの成長投資枠上限までフル積立すれば修行完了です。ただし、積立以外の通常利用も100万円カウント対象になるため、家計のカード決済を集約するのが現実的です。
Q4. 積立途中でカードを切り替えた場合の注意点は?
クレカ積立の登録カードを変更する際は、旧カードの積立を停止し、新カードで再設定する必要があります。同月内に切り替えると二重買付になる可能性があるため、月初か月末のタイミングで切り替えるのが安全です。SBI証券のクレカ積立設定方法は下記記事で解説しています。

Q5. クレカ積立のポイント還元は課税対象ですか?
一時所得として扱われますが、年間50万円の特別控除があるため、多くの方は実質非課税です。月10万円×1%=年12,000ポイントなら全く問題ありません。プラチナプリファード(3%)でも年36,000ポイントのため控除内に収まります。
まとめ:月10万円積立なら年会費ありカードが有利
本記事のポイントをまとめます。
- 無料カード(楽天・au PAY・マネックス・三菱UFJ):月5万円以下の積立額なら最適
- 三井住友ゴールド(NL):月5万円以上の積立で11ヶ月以内に年会費回収、100万円修行で翌年以降永年無料
- 三井住友プラチナプリファード:月10万円積立で約1年で年会費回収、10年累計でポイント30万円超
2026年時点、新NISAのつみたて投資枠月10万円をクレカ積立でフル活用するなら、還元率と長期複利効果を考慮して三井住友ゴールド(NL)以上のカードを持つのが合理的です。特にゴールド(NL)は「100万円修行」を1年で達成すれば年会費永年無料になるため、実質的な持ち出しはほぼゼロで最大1.0%還元を受け取れます。
月10万円フル積立の20年シミュレーション(最終評価額・非課税効果347万円)まで具体的に確認したい方はこちらの記事もあわせてご覧ください。

還元率改悪時の乗り換え基準を事前に決めておきたい方はこちら。

主要4社(SBI・楽天・マネックス・三菱UFJ eスマート)の還元率・対応カードを横並びで比較したい方はこちらの記事をご覧ください。



三井住友ゴールド(NL)・プラチナプリファードは、いずれもSBI証券のクレカ積立専用サービスから申込可能です。年会費回収のシミュレーションで元が取れると判断できた方は、ぜひ次の一歩を踏み出してみてください。
>> 【無料】SBI証券でNISA口座を開設する(公式サイトへ)当サイト「NISAはじめてガイド」では、投資に関する情報を正確にお届けするよう努めていますが、投資には元本割れのリスクがあります。掲載内容は投資を推奨するものではありません。詳しくは免責事項をご確認ください。


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