本記事にはプロモーションが含まれます。
「NISAとつみたてNISA、結局どっちが何だったの?」と混乱したことはありませんか?現在は「新NISA」に一本化されましたが、旧制度の仕組みを正しく理解しておくと、新NISAをより賢く活用するヒントになります。この記事では、旧制度の「一般NISA」と「つみたてNISA」の違いをわかりやすく整理し、2026年時点での状況もあわせてご説明します。
NISAとつみたてNISAはそもそも何が違う?
まずは旧制度の全体像から確認しましょう。「NISA」と聞くと現在の「新NISA」を思い浮かべる方も多いですが、2023年以前には「一般NISA」と「つみたてNISA」という2種類の制度が存在していました。
「一般NISA」とは?
一般NISAとは、2014年にスタートした少額投資非課税制度のことです。通常、株式や投資信託などの運用で得た利益には約20.315%の税金がかかりますが、一般NISA口座内で投資した利益は非課税(税金がかからない)になります。
年間の投資上限額は120万円で、非課税期間は最長5年間です(出典:金融庁「NISAとは?」)。株式・ETF・投資信託など幅広い商品に投資できるため、ある程度投資経験がある方や、まとまった資金で株式投資もしたいという方に向いていた制度です。
「つみたてNISA」とは?
つみたてNISAは、2018年にスタートした長期・積立・分散投資を支援するための制度です。年間の投資上限額は40万円と一般NISAより少ないですが、非課税期間は最長20年間と長く設定されていました(出典:金融庁「つみたてNISAの概要」)。
投資できる商品は、金融庁が定める基準を満たした長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託・ETFのみに限定されています。「何に投資すればいいかわからない」という初心者でも商品選びで大きく失敗しにくい設計になっていました。
2つの制度の最大の違いは「投資スタイル」
一般NISAとつみたてNISAは、どちらも「利益を非課税にする」という目的は同じですが、想定している投資スタイルが大きく異なります。
一般NISAは「幅広い商品に、大きな金額で投資したい人」向けで、つみたてNISAは「長期間コツコツ積み立てたい初心者や若い世代」向けの制度といえます。また、2つの制度は同じ年に併用することができませんでした。どちらかひとつを選ぶ必要があった点も重要なポイントです。
旧制度のスペックを徹底比較
ここでは、旧制度の「一般NISA」と「つみたてNISA」の主要なスペックを比較してみましょう。
非課税枠・非課税期間の違い
| 項目 | 一般NISA | つみたてNISA |
|---|---|---|
| 年間投資上限額 | 120万円 | 40万円 |
| 非課税期間 | 最長5年 | 最長20年 |
| 累計非課税枠 | 最大600万円 | 最大800万円 |
(出典:金融庁「NISAとは?」)
一般NISAは5年という比較的短い非課税期間ですが、年間120万円まで投資できるので合計最大600万円分の利益を非課税にできます。つみたてNISAは毎年40万円×20年=最大800万円が非課税になります。長期間コツコツ積み立てる場合は、つみたてNISAのほうが非課税枠の総額が大きかったことがわかります。
投資できる商品の違い
一般NISAで投資できた商品は、国内株式・外国株式・投資信託・ETF・REIT(不動産投資信託)など非常に幅広いものでした。一方、つみたてNISAで投資できた商品は、金融庁が「長期・積立・分散投資に適している」と認めた約200本程度の投資信託・ETFのみ(出典:金融庁「つみたてNISA対象商品届出一覧」)に限定されていました。
この制限があることで、初心者がリスクの高い商品を選んでしまう可能性を下げる仕組みになっていたともいえます。
どちらが自分に向いていた?
一般NISAとつみたてNISAのどちらが向いていたかは、投資スタイルや目的によって異なります。
一般NISAが向いていた人の例:
- 個別株への投資もしたい人
- 比較的まとまった資金を運用したい人
- 投資経験があり、商品を自分で選べる人
つみたてNISAが向いていた人の例:
- 毎月コツコツ積み立てで資産形成したい人
- 投資初心者で商品選びに自信がない人
- 老後資金など20年先を見越した長期投資をしたい人
「どちらを選べばよかったかわからなかった」という方は、下の新NISAのつみたて投資枠と成長投資枠の違いを解説した記事もご参照ください。

旧制度は今どうなっているの?2026年時点の状況
「じゃあ旧制度の口座はどうなっているの?」という疑問をお持ちの方も多いと思います。2026年現在の状況を整理します。
旧NISAへの新規投資は2023年末で終了
旧制度の「一般NISA」と「つみたてNISA」への新規投資は、2023年12月31日をもって終了しています(出典:金融庁「NISA制度の改正について」)。2024年1月以降は、旧制度での新たな買い付けはできなくなっています。
現在は、2024年1月にスタートした「新NISA」に一本化されており、新しい投資はすべて新NISA口座で行います。旧制度の口座と新NISA口座は別の口座として管理されます。
[CTA]
既存の旧NISA口座はどうなっている?
旧制度の口座に残っている資産は、それぞれの非課税期間が終了するまで非課税のまま保有できます。
- 旧・一般NISA:2023年までに購入した商品は非課税期間(最長5年)が終わるまで保有可能。最長で2027年末まで非課税で保有できます。
- 旧・つみたてNISA:2023年までに購入した商品は非課税期間(最長20年)が終わるまで保有可能。2023年に購入した分であれば最長2042年まで非課税で保有できます。
非課税期間が終了した後は、課税口座(特定口座・一般口座)に自動的に移管されます。その時点の時価が取得価格として扱われる点には注意が必要です。
旧NISA口座の管理でよくある疑問
「旧NISA口座の分は売却したほうがいい?」という疑問をよく見かけます。これは一概には言えませんが、いくつか考慮すべきポイントがあります。
まず、非課税期間内は利益が非課税なので、値上がりしている商品を急いで売る必要はありません。ただし、非課税期間終了が近づいたタイミングで状況を確認しておくことをおすすめします。なお、旧NISA口座の資産を売却しても、新NISAの年間投資枠は増えません。旧制度と新NISAの枠は完全に別管理です。
新NISAと旧制度の決定的な違い
2024年にスタートした新NISAは、旧制度から大きく進化しています。旧制度との主な違いを確認しましょう。
新NISAの主なスペック
| 項目 | 旧・一般NISA | 旧・つみたてNISA | 新NISA |
|---|---|---|---|
| 年間投資上限 | 120万円 | 40万円 | 360万円(合計) |
| 非課税期間 | 最長5年 | 最長20年 | 無期限 |
| 生涯投資上限 | 600万円 | 800万円 | 1,800万円 |
| 口座の数 | 1種類を選択 | 1種類を選択 | つみたて枠+成長投資枠を併用可 |
(出典:金融庁「新しいNISA」)
新NISAでは、旧制度で「どちらかひとつしか選べなかった」問題が解消され、つみたて投資枠(年間120万円)と成長投資枠(年間240万円)の両方を同じ年に使えます。また、非課税期間が無期限になったことで、旧つみたてNISAの「20年経ったら課税口座に移される」という不便さもなくなりました。
旧制度から新NISAへ移るときに知っておきたいこと
旧制度から新NISAへの「ロールオーバー(非課税口座間での移管)」はできません。旧NISA口座の資産は旧制度の非課税期間が終わるまでそのまま保有するか、任意のタイミングで売却するかを選ぶことになります。
新NISAへの積み立てを始めたい場合は、旧NISA口座とは別に新NISA口座で投資を始めることができます。旧NISA口座を持っていても新NISAの年間360万円の枠はフルに使えます。
新NISAをどこで始めるかお悩みの方は、下の初心者におすすめのNISA口座比較2026年版も参考にしてみてください。

[CTA]
まとめ:旧制度の違いを理解して、新NISAをもっと活用しよう
この記事では、旧制度の「一般NISA」と「つみたてNISA」の違いを整理しました。ポイントをおさらいします。
- 一般NISA:年間120万円・非課税5年・株式など幅広い商品に投資可能
- つみたてNISA:年間40万円・非課税20年・長期積立向け投信に限定
- 旧制度への新規投資は2023年末に終了。既存の保有分は非課税期間が終わるまで保有可能
- 新NISAは旧制度の弱点を解消した大幅な進化版。年間360万円・非課税無期限・2枠を併用可能
- 旧NISA口座から新NISAへのロールオーバーはできない
旧制度と混同したまま新NISAを使い始めると、枠の管理や商品選びで迷いが生じることもあります。この機会に整理しておくと、より安心して資産運用に取り組めるはずです。
新NISAの具体的な始め方については、下の新NISA完全初心者ガイド【2026年版】でも詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

免責事項について 当サイトの情報は投資を推奨するものではありません。投資に関するご判断はご自身の責任のもとで行っていただくようお願いします。詳しくは免責事項ページをご確認ください。

コメント