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「生活費が苦しくなってきた」「投資が不安になってきた」という理由で、NISAのつみたてをやめたいと考える方は多いです。
結論から伝えます。NISAはいつでもやめることができます。積立の停止も、保有資産の売却も、口座の解約も、すべて任意のタイミングで手続きが可能です。罰則や違約金は一切ありません。
ただし、「やめ方」によって手続きの内容も、その後に受ける影響も大きく異なります。この記事では、やめる前に知っておくべき注意点と、SBI証券・楽天証券の具体的な操作手順をわかりやすく解説します。
「やめたい」にはいくつか種類がある
「NISAをやめたい」という気持ちには、実は複数のパターンがあります。まず自分がどの状態を望んでいるのかを整理することが大切です。
積立停止(買付の一時停止)
毎月の自動買付をストップする手続きです。積立をやめるだけなので、これまで購入した保有資産はそのまま口座に残ります。 売却せず持ち続けることができます。
「今月だけ出費が多い」「少し様子を見たい」という場合は、この方法がもっとも影響が少なく済みます。再開するときは、積立設定を再び行うだけです。

全売却(保有資産を売る)
口座に残っている投資信託や株式を売却して現金化する手続きです。売却後もNISA口座自体は残ります。口座を残しておけば、再び積立を再開することもできます。
2024年以降の新NISAでは、売却した分の非課税枠は翌年に復活します。ただし「今年使った枠」はその年には戻りません。
口座解約(NISA口座の廃止)
NISA口座そのものを廃止・解約する手続きです。保有資産をすべて売却したうえで、口座を閉じます。再びNISAを使いたい場合は、金融機関への申請から手続きをやり直す必要があります。
ほとんどの場合、積立停止か全売却で十分であり、口座解約まで行う必要はありません。
やめる前に確認すべき5つのポイント
手続きを進める前に、次の5つを必ず確認してください。
①生活防衛資金は確保されているか?
生活防衛資金とは、急な出費や収入の減少に備えた「すぐに使える現金」のことです。一般的には生活費の3〜6ヶ月分が目安です。
この資金が不足しているなら、投資を続ける前にまず現金を確保することを優先すべきです。
②積立額を減額するだけで解決しないか?
「やめる」の前に「減額する」を検討してください。たとえば月1万円の積立を月2,000円に減らすだけで、家計の負担を大幅に軽くできます。
完全にゼロにしなくても、少額でも続けることで複利効果を維持できます。

③含み損の状態で売却すると損失が確定する
保有している資産が購入時より値下がりしている状態(含み損)で売却すると、その損失が確定します。NISAは非課税口座なので、損失が出ていても損益通算が使えません。
値下がりしている局面での売却は、長期的に見てもったいないケースが多いです。

④再開するときに手続きが必要
積立停止であれば再開は簡単ですが、口座を解約した場合は再開に手間がかかります。新NISAでは1人1口座のルールがあるため、金融機関変更も含めて手続きに数週間かかることがあります。
「また再開するかもしれない」という可能性が少しでもあるなら、口座は残しておくことをおすすめします。
⑤複利効果が途切れるデメリット
投資の力は「複利」にあります。複利とは、運用で得た利益がさらに運用され、雪だるま式に資産が増えていく仕組みのことです。
積立を止めると、この複利の連鎖が途切れます。特に投資期間が長いほど複利の効果は大きくなるため、途中でやめることは長期的な資産形成において大きな機会損失になります。

SBI証券・楽天証券での積立停止・解約手順
実際にどう操作するかを、主要2社について説明します。
SBI証券の場合
積立停止の手順
- SBI証券にログイン
- 「投資信託」→「積立設定一覧」を開く
- 停止したい銘柄の「設定変更」をクリック
- 「積立停止」を選択して確定
全売却の手順
- 「投資信託」→「保有投資信託一覧」を開く
- 売却したい銘柄を選択
- 「売却」→「全部売却」を選択して注文
口座解約の手順
- カスタマーサービスセンターに電話、または「各種手続き」から書類請求
- 「NISA口座廃止届出書」を記入・郵送
- 審査後、廃止完了(数週間かかる場合あり)

楽天証券の場合
積立停止の手順
- 楽天証券にログイン
- 「NISA」→「積立設定」を開く
- 停止したい銘柄の「設定変更・停止」をクリック
- 「積立を停止する」を選択して確定
全売却の手順
- 「保有商品一覧」から売却したい銘柄を選択
- 「売却」をクリック
- 「全部売却」を選択して注文確定
口座解約の手順
- 「各種手続き」→「NISA口座廃止」から書類請求
- 「NISA口座廃止申請書」を記入・郵送
- 審査・処理完了まで2〜3週間程度

まとめ:「やめる」より「減額」「停止」を先に検討する
| 手続きの種類 | 保有資産 | NISA口座 | 再開のしやすさ |
|---|---|---|---|
| 積立停止 | そのまま残る | 残る | 簡単(設定変更のみ) |
| 全売却 | 現金化される | 残る | 普通(再設定が必要) |
| 口座解約 | 売却が必要 | 閉じる | 手間がかかる |
生活費が苦しい、投資が不安という気持ちはとても自然です。ただ、多くの場合は「やめる」のではなく「減額」や「一時停止」で十分に対応できます。
口座さえ残しておけば、いつでも再開できます。完全に解約する前に、まず積立額を見直すことをおすすめします。
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