本記事にはプロモーションが含まれます。
結論から言います。月3万円なら50年、月5万円なら30年、月7.5万円なら20年でNISAの生涯投資枠1,800万円に到達します。
「1,800万円」という数字は大きく見えますが、月額に分解すると意外と現実的なペースが見えてきます。年収300万円台でも月3万円から始められ、年収500万円台なら月5万円のつみたてを30年続ければ60代前半でゴールに届く設計です。
NISA研究家リュウとしての見解は、「使い切る時期」より「いつまで非課税で運用し続けられるか」が本当の勝負ということです。早く埋めた人ほど運用期間も長くなり、非課税の恩恵が雪だるま式に効いてきます。
この記事では以下がわかります。
- 月いくら積立で1,800万円に到達するか(3万円・5万円・7.5万円・10万円別の完成年数)
- 年収300〜800万円別に「無理なく出せる月額」と「完成までの年数」「非課税で得する金額」
- 1,800万円を最短5年で埋める方法と、ゆっくり30年で埋める方法の損得
- 9年間で月3,000円から月15万円まで増額した僕のリアルなプロセスと、1,800万円までの残り距離
【早見表】年収別・月額上限・完成年数・非課税効果額
まずは年収別の早見表を見てください。「自分はどのペースで1,800万円に到達できるのか」が一目でわかります。
| 年収(額面) | 手取り月収目安 | 無理ない月額(手取りの15%) | 年間投資額 | 1,800万円到達年数 | 非課税効果額(年利5%・運用30年想定) |
|---|---|---|---|---|---|
| 300万円 | 約20万円 | 月3万円 | 36万円 | 50年 | 約430万円 |
| 400万円 | 約26万円 | 月4万円 | 48万円 | 約37.5年 | 約505万円 |
| 500万円 | 約32万円 | 月5万円 | 60万円 | 30年 | 約585万円 |
| 600万円 | 約38万円 | 月6万円 | 72万円 | 25年 | 約650万円 |
| 700万円 | 約44万円 | 月7.5万円 | 90万円 | 20年 | 約735万円 |
| 800万円 | 約50万円 | 月10万円(上限) | 120万円 | 15年 | 約820万円 |
▼ヒント:手取り月収の15%は、家計に無理が出にくい一般的な投資割合の目安です。20万円台の年収でも、生活防衛資金(生活費6ヶ月分)が確保できているなら月3万円は十分現実的なラインです。 ※「非課税効果額」=特定口座で同条件で運用した場合と比較した、税金約20.315%の節税相当額(金融庁「新しいNISA」公式情報をもとにNISA研究家リュウが独自試算)。
この表からわかるとおり、1,800万円に到達する手段は「年間360万円フルで投資して5年で埋める」だけではありません。年収500万円台でも、月5万円を30年続ければゴールに届きます。重要なのは、自分のペースで止めずに続けられる月額です。
月いくら積立で1,800万円?月額別の完成年数

このGIFは、月3万円・月5万円・月7.5万円で積み立てた場合の元本累計推移を比較したものです。月7.5万円なら20年、月5万円なら30年、月3万円なら50年で1,800万円ラインに到達することが視覚的にわかります(参考:オルカン・S&P500の長期実績相当の年利5%で試算)。
月3万円・月5万円・月7.5万円・月10万円別の到達年数
つみたて投資枠(年120万円・月10万円)だけで1,800万円を埋める場合、月額別の到達年数は次のとおりです。
| 月額 | 年間投資額 | 1,800万円到達年数 | 開始30歳なら到達年齢 |
|---|---|---|---|
| 月3万円 | 36万円 | 50年 | 80歳 |
| 月5万円 | 60万円 | 30年 | 60歳 |
| 月7.5万円 | 90万円 | 20年 | 50歳 |
| 月10万円(上限) | 120万円 | 15年 | 45歳 |
月10万円はつみたて投資枠の月額上限です。これを超えるペースで投資したい場合は、後述の成長投資枠(年240万円)を併用します。

年間360万円フル活用なら最短5年
つみたて投資枠(年120万円)と成長投資枠(年240万円)を両方フルに使うと、年間360万円で投資できます。これを5年続けると、1,800万円にちょうど到達します。
| 投資ペース | 年間投資額 | 月額換算 | 1,800万円到達年数 |
|---|---|---|---|
| 年間最大フル活用 | 360万円 | 月30万円 | 5年 |
| つみたて+成長半額 | 240万円 | 月20万円 | 7.5年 |
| つみたてのみ上限 | 120万円 | 月10万円 | 15年 |
| つみたて半額 | 60万円 | 月5万円 | 30年 |
ボーナスや退職金などまとまったお金がある場合は、成長投資枠での一括購入を組み合わせる選択肢もあります。

年収300万円台でも月3万円は出せるか
年収300万円台の手取りは月20万円前後です。家賃・食費・通信費などの固定費を見直し、生活防衛資金(生活費6ヶ月分)が確保できていれば、月3万円のつみたては十分実現できる金額です。月2万円から始めて、慣れてから3万円に増やす段階アップ方式も有効です。

1,800万円ってそもそも何の枠?制度の基本
つみたて投資枠と成長投資枠の合計が1,800万円
新NISAの生涯投資枠は1,800万円で、内訳は以下のとおりです(金融庁「新しいNISA」公式情報)。
| 枠の種類 | 年間上限 | 生涯上限 |
|---|---|---|
| つみたて投資枠 | 120万円 | 1,800万円(全体枠) |
| 成長投資枠 | 240万円 | 1,200万円 |
ポイントは、生涯投資枠1,800万円のうち、成長投資枠として使えるのは最大1,200万円である点です。つみたて投資枠だけを使う場合は、1,800万円すべてをつみたてに回せます。

つみたて投資枠と成長投資枠の使い分け
つみたて投資枠は金融庁の基準を満たした投資信託・ETFのみが対象で、初心者でも安心して使える設計です。月10万円までクレカ積立で自動化できます。
成長投資枠は個別株や幅広い投資信託・ETFに投資でき、スポット購入(一括購入)にも対応しています。年間240万円・生涯1,200万円が上限です。

売却すると翌年に枠が復活する仕組み
新NISAの大きな特徴は、NISA口座内の商品を売却した場合、翌年に売却した商品の「購入時の金額(簿価)」分の枠が復活する点です(生涯投資枠の範囲内)。
たとえば元本300万円で購入した商品が500万円に値上がりしたタイミングで全額売却すると、翌年に復活する生涯投資枠は「購入時の300万円分」です(売却金額の500万円ではなく、年間投資枠360万円の上限も別途適用)。
この仕組みのおかげで、1,800万円は「埋めて終わり」ではなく、ライフイベントに合わせて使い直せる非課税のリザーブとして活用できます。

9年積み立てて気づいた、1,800万円との距離感
ここで僕自身の話をさせてください。投資歴9年・現在の積立額は月15万円ですが、それでも生涯投資枠1,800万円は半分も埋まっていません。
2017年4月に新卒社会人としてSBI証券で月3,000円のつみたてをスタートして、いま2026年。約9年経ちました。途中で月1万円→月3万円→月15万円と段階的に増やしてきましたが、9年トータルで投資した元本は約700万円ほどです。1,800万円までの距離はまだ遠い、というのが正直な実感です。
最初の頃、僕は「3,000円なんて誤差では」と感じていました。年36,000円。1,800万円までの所要年数を計算機で出すと500年と出ます。意味がない数字に見えました。それでも続けられたのは、SBI証券のクレカ積立で「設定したら考えなくていい状態」にしていたからです。判断回数をゼロにする仕組みがあれば、3,000円でも続きます。
9年やってわかったのは、月額の大きさより継続年数の方が枠を埋めるスピードに効くという事実です。月3,000円のままだったら9年で約32万円。月3万円に増やせば9年で約324万円。月15万円なら9年で約1,620万円です。同じ年数でも月額で50倍の差がつきます。
今の僕の戦略は「1,800万円を急いで埋めない」ことです。1,800万円を5年で埋めると、その後40年間は新規入金できません。逆にゆっくり30年で埋めると、その間ずっと積立を続けられて、複利と非課税の恩恵を最大化できます。「使い切るスピード」より「非課税で運用し続ける時間」の方が、最終的な手取り金額には効きます。
3,000円から始めて誤差にしか見えなかった金額が、9年で324万円・将来1,800万円のリアルな射程に変わる。これが少額・長期・自動化の威力です。
1,800万円を最短5年で埋めるか、ゆっくり30年で埋めるか
最短5年戦略のメリット・デメリット
年間360万円フル活用で1,800万円を5年で埋める場合、6年目以降は新規入金できません。ただし、入金完了後の運用期間が長く取れるため、複利の効果は最大化されます。
メリット:
- 早期に枠を埋め切ることで、その後の運用期間(25〜30年)を確保できる
- 非課税で運用される元本が早く大きくなる
- 月30万円を出せる年収700〜800万円以上の世帯に向いている
デメリット:
- 5年間で1,800万円を出せる家計でないと無理がある
- 暴落タイミングに当たると元本割れの含み損が大きく出る期間がある
- 売却して翌年に枠が復活するまで、追加投資のチャンスがない
ゆっくり30年戦略のメリット・デメリット
月5万円を30年積み立てて1,800万円を埋める場合、毎年コンスタントに購入を続けられるためドルコスト平均法の恩恵を受けられます。
メリット:
- 毎月一定額を積み立てるためドルコスト平均法が効く
- 暴落時にも淡々と買い付けを続けられる
- 月5万円なら年収400〜500万円台の世帯でも実行可能
デメリット:
- 1,800万円を埋め切るまでに時間がかかる
- 途中で収入減・支出増があると到達年数がさらに延びる
- 完成時点(30年後)の運用期間は最短5年戦略より短くなる
ボーナス活用のハイブリッド戦略
毎月のつみたてに加えて、夏・冬のボーナスで成長投資枠を活用する方法も有効です。たとえば月5万円(年60万円)+ボーナス各90万円(年180万円)=年240万円のペースだと、1,800万円到達は約7.5年。月10万円の上限まで使えなくても、ボーナス併用で完成年数を縮められます。

1,800万円を埋める前に確認すべき3つのこと
生活防衛資金が先・NISAは後
生活費の3〜6ヶ月分は預貯金として手元に残してください。これを削ってまで投資に回すと、急な出費のときに含み損で売却するハメになります。生活防衛資金が確保できてから、初めてNISA積立額を増やすのが順序です。
高金利のローン返済を優先する
カードローンや消費者金融など年利10%超のローンがある場合、NISAより返済を優先してください。NISAの想定年利は5〜7%なので、年利15%のローンを残したまま投資に回すと数学的に損です。住宅ローン(年利1〜2%)は別枠として継続でかまいません。
30代からなら月5万円・40代からなら月7.5万円が目安
30代でNISAをスタートする場合、月5万円を30年積み立てれば60代前半で1,800万円に到達します。老後資金形成のタイミングと一致するため、現実的なペースです。
40代スタートの場合は月7.5万円・20年で60代前半に到達。50代スタートの場合は成長投資枠も併用して短期完成を狙うか、退職金活用も視野に入ります。



まとめ:1,800万円は「埋める速さ」より「続ける年数」
この記事のポイントを振り返ります。
- 月3万円なら50年・月5万円なら30年・月7.5万円なら20年・月10万円なら15年で1,800万円に到達する
- 年収300万円台でも月3万円から始められ、年収500万円台なら月5万円・30年で60代前半に届く設計
- 最短5年で埋めるか、ゆっくり30年で埋めるかは家計と運用期間のバランスで決める
- 生活防衛資金と高金利ローン返済を優先してから、NISAの月額を増やす
- 「使い切るスピード」より「非課税で運用し続ける時間」の方が最終的な手取りに効く
NISAの生涯投資枠1,800万円は、急いで埋め切ることがゴールではなく、自分のペースで非課税の運用期間を長く確保することが本当の勝負です。月いくらから始めても、続けた年数が結果につながります。
口座をまだ開いていない方は、SBI証券・楽天証券・松井証券あたりが手数料・取扱商品ともに初心者向けです。クレカ積立で「設定したら考えなくていい状態」を最初に作ることが、9年続けてきた僕の一番のおすすめです。

当サイト「NISAはじめてガイド」では、投資に関する情報を正確にお届けするよう努めていますが、投資には元本割れのリスクがあります。掲載内容は投資を推奨するものではありません。詳しくは免責事項をご確認ください。

コメント