月いくら積立で1,800万円?年収別・完成時期シミュレーション【2026年版】

NISAの生涯投資枠1800万円を年代別に使い切る攻略法を解説するイラスト。20代から50代までの各年代のキャラクターが階段を上り、頂上に1800万円の金貨と家が描かれた明るいデザイン

本記事にはプロモーションが含まれます。

結論から言います。月3万円なら50年、月5万円なら30年、月7.5万円なら20年でNISAの生涯投資枠1,800万円に到達します。

「1,800万円」という数字は大きく見えますが、月額に分解すると意外と現実的なペースが見えてきます。年収300万円台でも月3万円から始められ、年収500万円台なら月5万円のつみたてを30年続ければ60代前半でゴールに届く設計です。

NISA研究家リュウとしての見解は、「使い切る時期」より「いつまで非課税で運用し続けられるか」が本当の勝負ということです。早く埋めた人ほど運用期間も長くなり、非課税の恩恵が雪だるま式に効いてきます。

この記事では以下がわかります。

  • 月いくら積立で1,800万円に到達するか(3万円・5万円・7.5万円・10万円別の完成年数)
  • 年収300〜800万円別に「無理なく出せる月額」と「完成までの年数」「非課税で得する金額」
  • 1,800万円を最短5年で埋める方法と、ゆっくり30年で埋める方法の損得
  • 9年間で月3,000円から月15万円まで増額した僕のリアルなプロセスと、1,800万円までの残り距離
目次

【早見表】年収別・月額上限・完成年数・非課税効果額

まずは年収別の早見表を見てください。「自分はどのペースで1,800万円に到達できるのか」が一目でわかります。

年収(額面)手取り月収目安無理ない月額(手取りの15%)年間投資額1,800万円到達年数非課税効果額(年利5%・運用30年想定)
300万円約20万円月3万円36万円50年約430万円
400万円約26万円月4万円48万円約37.5年約505万円
500万円約32万円月5万円60万円30年約585万円
600万円約38万円月6万円72万円25年約650万円
700万円約44万円月7.5万円90万円20年約735万円
800万円約50万円月10万円(上限)120万円15年約820万円

▼ヒント:手取り月収の15%は、家計に無理が出にくい一般的な投資割合の目安です。20万円台の年収でも、生活防衛資金(生活費6ヶ月分)が確保できているなら月3万円は十分現実的なラインです。 ※「非課税効果額」=特定口座で同条件で運用した場合と比較した、税金約20.315%の節税相当額(金融庁「新しいNISA」公式情報をもとにNISA研究家リュウが独自試算)。

この表からわかるとおり、1,800万円に到達する手段は「年間360万円フルで投資して5年で埋める」だけではありません。年収500万円台でも、月5万円を30年続ければゴールに届きます。重要なのは、自分のペースで止めずに続けられる月額です。


月いくら積立で1,800万円?月額別の完成年数

月3万・5万・7.5万円の積立シミュレーション

このGIFは、月3万円・月5万円・月7.5万円で積み立てた場合の元本累計推移を比較したものです。月7.5万円なら20年、月5万円なら30年、月3万円なら50年で1,800万円ラインに到達することが視覚的にわかります(参考:オルカン・S&P500の長期実績相当の年利5%で試算)。

月3万円・月5万円・月7.5万円・月10万円別の到達年数

つみたて投資枠(年120万円・月10万円)だけで1,800万円を埋める場合、月額別の到達年数は次のとおりです。

月額年間投資額1,800万円到達年数開始30歳なら到達年齢
月3万円36万円50年80歳
月5万円60万円30年60歳
月7.5万円90万円20年50歳
月10万円(上限)120万円15年45歳

月10万円はつみたて投資枠の月額上限です。これを超えるペースで投資したい場合は、後述の成長投資枠(年240万円)を併用します。

あわせて読みたい
NISAで毎月いくら積み立てればいい?金額の決め方を初心者向けに解説 本記事にはプロモーションが含まれます。 NISAを始めようと思ったとき、「毎月いくら積み立てればいいんだろう?」と悩む方はとても多いです。 金額が少なすぎると意味...

年間360万円フル活用なら最短5年

つみたて投資枠(年120万円)と成長投資枠(年240万円)を両方フルに使うと、年間360万円で投資できます。これを5年続けると、1,800万円にちょうど到達します。

投資ペース年間投資額月額換算1,800万円到達年数
年間最大フル活用360万円月30万円5年
つみたて+成長半額240万円月20万円7.5年
つみたてのみ上限120万円月10万円15年
つみたて半額60万円月5万円30年

ボーナスや退職金などまとまったお金がある場合は、成長投資枠での一括購入を組み合わせる選択肢もあります。

あわせて読みたい
【2026年最新】NISA一括 vs 積立はどっち?年代・余剰資金別の判断フローチャート 本記事にはプロモーションが含まれます。 結論:余剰資金が100万円以上あり・投資歴3年以上・暴落でも保有継続できるなら「一括優先」、それ以外は「積立ベース+余剰資...

年収300万円台でも月3万円は出せるか

年収300万円台の手取りは月20万円前後です。家賃・食費・通信費などの固定費を見直し、生活防衛資金(生活費6ヶ月分)が確保できていれば、月3万円のつみたては十分実現できる金額です。月2万円から始めて、慣れてから3万円に増やす段階アップ方式も有効です。

あわせて読みたい
【2026】NISA月2万円積立は何年で1,000万?30年後&年収別シミュレーション 本記事にはプロモーションが含まれます。 結論:月2万円を30年積み立てると、年率5%で約1,665万円になります。老後2,000万円問題の8割超をカバーできる金額です。年収30...

1,800万円ってそもそも何の枠?制度の基本

つみたて投資枠と成長投資枠の合計が1,800万円

新NISAの生涯投資枠は1,800万円で、内訳は以下のとおりです(金融庁「新しいNISA」公式情報)。

枠の種類年間上限生涯上限
つみたて投資枠120万円1,800万円(全体枠)
成長投資枠240万円1,200万円

ポイントは、生涯投資枠1,800万円のうち、成長投資枠として使えるのは最大1,200万円である点です。つみたて投資枠だけを使う場合は、1,800万円すべてをつみたてに回せます。

あわせて読みたい
新NISAの年間360万円、何歳までに使い切れる?年収別シミュレーション【2026年】 本記事にはプロモーションが含まれます。 年収別・生涯枠使い切りシミュレーション(2026年・独自集計) 年収無理ない月積立年間投資額生涯1,800万円完成〜300万円月1〜...

つみたて投資枠と成長投資枠の使い分け

つみたて投資枠は金融庁の基準を満たした投資信託・ETFのみが対象で、初心者でも安心して使える設計です。月10万円までクレカ積立で自動化できます。

成長投資枠は個別株や幅広い投資信託・ETFに投資でき、スポット購入(一括購入)にも対応しています。年間240万円・生涯1,200万円が上限です。

あわせて読みたい
つみたて投資枠 vs 成長投資枠【2026年完全比較表】3秒で判断できる5列早見表 本記事にはプロモーションが含まれます。 結論:つみたて投資枠は年間120万円・金融庁厳選の低コストファンドのみ、成長投資枠は年間240万円・個別株やETFも買える自由...

売却すると翌年に枠が復活する仕組み

新NISAの大きな特徴は、NISA口座内の商品を売却した場合、翌年に売却した商品の「購入時の金額(簿価)」分の枠が復活する点です(生涯投資枠の範囲内)。

たとえば元本300万円で購入した商品が500万円に値上がりしたタイミングで全額売却すると、翌年に復活する生涯投資枠は「購入時の300万円分」です(売却金額の500万円ではなく、年間投資枠360万円の上限も別途適用)。

この仕組みのおかげで、1,800万円は「埋めて終わり」ではなく、ライフイベントに合わせて使い直せる非課税のリザーブとして活用できます。

あわせて読みたい
NISA非課税枠は翌年復活する?売却後に1,800万円枠が戻るタイミングを図解 本記事にはプロモーションが含まれます。 「NISAで100万円分を売却したら、その枠はいつ、いくら戻るの?」「同じ年のうちに買い直せる?」 結論を先にお伝えします。新...

9年積み立てて気づいた、1,800万円との距離感

ここで僕自身の話をさせてください。投資歴9年・現在の積立額は月15万円ですが、それでも生涯投資枠1,800万円は半分も埋まっていません。

2017年4月に新卒社会人としてSBI証券で月3,000円のつみたてをスタートして、いま2026年。約9年経ちました。途中で月1万円→月3万円→月15万円と段階的に増やしてきましたが、9年トータルで投資した元本は約700万円ほどです。1,800万円までの距離はまだ遠い、というのが正直な実感です。

最初の頃、僕は「3,000円なんて誤差では」と感じていました。年36,000円。1,800万円までの所要年数を計算機で出すと500年と出ます。意味がない数字に見えました。それでも続けられたのは、SBI証券のクレカ積立で「設定したら考えなくていい状態」にしていたからです。判断回数をゼロにする仕組みがあれば、3,000円でも続きます。

9年やってわかったのは、月額の大きさより継続年数の方が枠を埋めるスピードに効くという事実です。月3,000円のままだったら9年で約32万円。月3万円に増やせば9年で約324万円。月15万円なら9年で約1,620万円です。同じ年数でも月額で50倍の差がつきます。

今の僕の戦略は「1,800万円を急いで埋めない」ことです。1,800万円を5年で埋めると、その後40年間は新規入金できません。逆にゆっくり30年で埋めると、その間ずっと積立を続けられて、複利と非課税の恩恵を最大化できます。「使い切るスピード」より「非課税で運用し続ける時間」の方が、最終的な手取り金額には効きます。

3,000円から始めて誤差にしか見えなかった金額が、9年で324万円・将来1,800万円のリアルな射程に変わる。これが少額・長期・自動化の威力です。


1,800万円を最短5年で埋めるか、ゆっくり30年で埋めるか

最短5年戦略のメリット・デメリット

年間360万円フル活用で1,800万円を5年で埋める場合、6年目以降は新規入金できません。ただし、入金完了後の運用期間が長く取れるため、複利の効果は最大化されます。

メリット:

  • 早期に枠を埋め切ることで、その後の運用期間(25〜30年)を確保できる
  • 非課税で運用される元本が早く大きくなる
  • 月30万円を出せる年収700〜800万円以上の世帯に向いている

デメリット:

  • 5年間で1,800万円を出せる家計でないと無理がある
  • 暴落タイミングに当たると元本割れの含み損が大きく出る期間がある
  • 売却して翌年に枠が復活するまで、追加投資のチャンスがない

ゆっくり30年戦略のメリット・デメリット

月5万円を30年積み立てて1,800万円を埋める場合、毎年コンスタントに購入を続けられるためドルコスト平均法の恩恵を受けられます。

メリット:

  • 毎月一定額を積み立てるためドルコスト平均法が効く
  • 暴落時にも淡々と買い付けを続けられる
  • 月5万円なら年収400〜500万円台の世帯でも実行可能

デメリット:

  • 1,800万円を埋め切るまでに時間がかかる
  • 途中で収入減・支出増があると到達年数がさらに延びる
  • 完成時点(30年後)の運用期間は最短5年戦略より短くなる

ボーナス活用のハイブリッド戦略

毎月のつみたてに加えて、夏・冬のボーナスで成長投資枠を活用する方法も有効です。たとえば月5万円(年60万円)+ボーナス各90万円(年180万円)=年240万円のペースだと、1,800万円到達は約7.5年。月10万円の上限まで使えなくても、ボーナス併用で完成年数を縮められます。

あわせて読みたい
NISAのボーナス月設定とは?上手な使い方を初心者向けに解説 本記事にはプロモーションが含まれます。 NISAで積立投資を始めると、「ボーナス月設定」という言葉を目にすることがあります。「なんとなく聞いたことはあるけど、使い...

1,800万円を埋める前に確認すべき3つのこと

生活防衛資金が先・NISAは後

生活費の3〜6ヶ月分は預貯金として手元に残してください。これを削ってまで投資に回すと、急な出費のときに含み損で売却するハメになります。生活防衛資金が確保できてから、初めてNISA積立額を増やすのが順序です。

高金利のローン返済を優先する

カードローンや消費者金融など年利10%超のローンがある場合、NISAより返済を優先してください。NISAの想定年利は5〜7%なので、年利15%のローンを残したまま投資に回すと数学的に損です。住宅ローン(年利1〜2%)は別枠として継続でかまいません。

30代からなら月5万円・40代からなら月7.5万円が目安

30代でNISAをスタートする場合、月5万円を30年積み立てれば60代前半で1,800万円に到達します。老後資金形成のタイミングと一致するため、現実的なペースです。

40代スタートの場合は月7.5万円・20年で60代前半に到達。50代スタートの場合は成長投資枠も併用して短期完成を狙うか、退職金活用も視野に入ります。

あわせて読みたい
【年収300万・500万・700万・1,000万別】NISA積立額シミュレーション【2026年版】 本記事にはプロモーションが含まれます。 結論:年収別の推奨NISA積立額は「手取りの5〜10%」が無理なく続けられる目安です。年収300万円なら月1万円・年収500万円なら...
あわせて読みたい
30代からNISAを始めても遅くない?今から始める場合のポイントを徹底解説 本記事にはプロモーションが含まれます。 「もう30代だし、NISAを始めるには遅いのでは?」と感じている方は多いのではないでしょうか。しかし、結論からお伝えすると、...
あわせて読みたい
40代からNISAを始めても遅くない?老後資金づくりに使う方法を解説 本記事にはプロモーションが含まれます。 「もう40代だし、今さらNISAを始めても意味がないのでは?」 そう思っている方はいませんか?実は、40代からNISAを始めること...

まとめ:1,800万円は「埋める速さ」より「続ける年数」

この記事のポイントを振り返ります。

  • 月3万円なら50年・月5万円なら30年・月7.5万円なら20年・月10万円なら15年で1,800万円に到達する
  • 年収300万円台でも月3万円から始められ、年収500万円台なら月5万円・30年で60代前半に届く設計
  • 最短5年で埋めるか、ゆっくり30年で埋めるかは家計と運用期間のバランスで決める
  • 生活防衛資金と高金利ローン返済を優先してから、NISAの月額を増やす
  • 「使い切るスピード」より「非課税で運用し続ける時間」の方が最終的な手取りに効く

NISAの生涯投資枠1,800万円は、急いで埋め切ることがゴールではなく、自分のペースで非課税の運用期間を長く確保することが本当の勝負です。月いくらから始めても、続けた年数が結果につながります。

口座をまだ開いていない方は、SBI証券・楽天証券・松井証券あたりが手数料・取扱商品ともに初心者向けです。クレカ積立で「設定したら考えなくていい状態」を最初に作ることが、9年続けてきた僕の一番のおすすめです。

あわせて読みたい
NISA口座はどこで開くべき?初心者におすすめの証券会社3選【2026年最新】 本記事にはプロモーションが含まれます。 結論から言うと、NISA初心者におすすめの証券会社はSBI証券・楽天証券・マネックス証券の3社です。 NISAは投資の利益が非課税...

当サイト「NISAはじめてガイド」では、投資に関する情報を正確にお届けするよう努めていますが、投資には元本割れのリスクがあります。掲載内容は投資を推奨するものではありません。詳しくは免責事項をご確認ください。

 

記事が参考になったら、ぜひ投票お願いします!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次