NISAで買える株・ETF・投資信託の違いを3分で早見表|成長投資枠の最適解と選び方【2026年版】

NISAで買える株・ETF・投資信託の違いを比較する男女と、成長投資枠をイメージしたお金の木のイラスト

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結論から言います。新NISAでは「個別株」「ETF」「投資信託」の3種類が非課税で買え、成長投資枠ならこの3つを自由に組み合わせられます。

つみたて投資枠(年120万円)は金融庁基準を満たした投資信託・ETFのみが対象、成長投資枠(年240万円)は個別株も含めて最も選択肢が広い枠です(金融庁「新しいNISA」公式ページより)。

NISA研究家リュウとしての見解は、初心者は投資信託を軸に、慣れてきたらETFと個別株を成長投資枠で足していくのが一番失敗が少ないということです。3軸の特徴を早見表で一度押さえてしまえば、あとは自分の投資スタイルに合わせて選べます。

この記事では以下がわかります。

  • NISAで買える株・ETF・投資信託の違いが3分で理解できる早見表
  • 成長投資枠で3種類を組み合わせる最適解
  • 月3万円×20年で3種類を積み立てた場合のシミュレーション
  • 「株・ETF・投資信託」の損益分岐点で選ぶ独自判断フロー

目次

【3分早見表】NISAで買える株・ETF・投資信託を5軸で一括比較

まず覚えるべき5つの比較軸

NISAで買える3種類(個別株/ETF/投資信託)は、以下の5軸で性質が大きく異なります。

比較軸個別株ETF(上場投資信託)投資信託(非上場)
最低買付単位数千円〜数十万円(1株単元株単位)数千円〜数万円(1口単位)100円から
信託報酬(年率)なし0.05〜0.2% 程度0.1〜0.3%(インデックス型)
売買手数料証券会社により有料/無料発生する場合ありノーロード型は無料
分配金・配当配当金(年1〜2回が中心)分配金(年1〜4回)分配金あり・なしを選べる
売買頻度・価格リアルタイム(市場が開いている時間)リアルタイム1日1回の基準価額

出典:金融庁「新しいNISA」公式ページ/SBI証券・楽天証券公式ページ/各運用会社の目論見書。

3種類すべてが成長投資枠で買える

新NISAの成長投資枠(年間240万円)では、個別株・ETF・投資信託の3種類すべてを購入できます。一方のつみたて投資枠(年間120万円)は金融庁基準を満たした投資信託・ETFのみが対象で、個別株は買えません。

2つの枠は同時に使え、合計で年間最大360万円(生涯1,800万円の非課税保有限度額)まで非課税で運用できます(金融庁「新しいNISA」公式ページより)。

通常、株式や投資信託の利益には約20.315%の税金がかかりますが、NISA口座内であれば売却益も分配金・配当金もまるごと非課税です。50万円の利益で計算すると、通常なら約10万円が税金として引かれるところ、NISAなら丸々手元に残ります。

NISAの制度全体像については、以下の記事もあわせてご参考ください。

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投資信託・ETF・個別株それぞれの特徴と向いている人

投資信託:少額・自動積立で手間ゼロ

投資信託は、多くの投資家から集めたお金を専門家(ファンドマネージャー)が分散投資する金融商品です。1本買うだけで数百〜数千銘柄に分散でき、100円から積立購入が可能な商品も多く、初心者に最も向いている選択肢です(SBI証券・楽天証券公式ページより)。

価格は1日1回算出される「基準価額」で決まります。株のようにリアルタイムで値動きを気にする必要がないため、「買ったタイミングを後悔しにくい」という利点もあります。

インデックス型投資信託(日経平均・S&P500・オルカン等の指数に連動)の信託報酬は年率0.1〜0.3%程度が目安です。オルカンの仕組みや選び方は以下の記事で詳しく解説しています。

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ETF(上場投資信託):低コストで分散できる中級者向け

ETF(Exchange Traded Fund)は「上場投資信託」とも呼ばれ、証券取引所に上場している投資信託です。日経平均やS&P500などに連動する商品が多く、投資信託より信託報酬が低い傾向(年率0.05〜0.1%台も存在)があります。

東京証券取引所に上場しているETFは2026年時点で300本以上(日本取引所グループ公式サイトより)。米国ETFも含めれば、成長投資枠で選べる商品は非常に幅広いです。

ただし、自動積立に未対応のケースがある点は要注意。自分で注文を出す必要があるため、仕組みとしては投資信託より一手間増えます。VTIやVOOなど米国ETFの選び方は以下の記事をご参考ください。

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個別株:応援・配当・ロマンを取りにいく上級選択肢

個別株は、特定の会社の株式を直接買う選択肢です。ETF・投資信託と違って「1社に集中投資」となるため、その会社の業績次第で大きな値上がり益も、大きな下落リスクも引き受けます。

一方で、配当金(年1〜2回が中心)や株主優待、応援したい企業を保有する楽しさがある点はETF・投資信託にはない魅力です。NISA成長投資枠で個別株を買うと、配当金も売却益も非課税で受け取れます。

個別株の具体的な買い方・選び方は以下の記事で詳しく解説しています。

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【シミュレーション】月3万円×20年で3種類を積み立てた場合

個別株・ETF・投資信託を月3万円×20年×年利7%で積み立てた場合の累積評価額推移

上記は、月3万円を20年間積み立てた場合の「個別株(高配当日本株)」「ETF(米国ETF・VTI想定)」「投資信託(オルカン想定)」の累積評価額をシミュレーションしたものです。想定利回りは過去長期実績を踏まえた年7%(参考:過去20年のオルカン・S&P500の平均リターン)。

シミュレーションから読み取れる3つのこと

月3万円×20年(元本720万円)を年7%で運用すると、3種類とも最終評価額は約1,562万円になります。ただし、実際の運用は「途中の値動きの大きさ」や「コスト」によって結果が変わります。

ETFは信託報酬が最も低いため、同じ利回りなら手元に残る金額が若干大きくなる傾向があります。一方で個別株は配当の再投資込みで計算するか、配当を使うかで結果が分かれる点が他の2つと違います。投資信託は自動積立で手間がかからないぶん、「続けられる確率」が最も高い選択肢です。

結論として、20年の長期で見ると「選ぶ商品」より「積立を止めずに続けられる仕組みを作ること」の方が、結果を大きく左右すると考えます。


【実体験コラム】リュウが成長投資枠で個別株とETFを併用した理由

投資を始めた頃は、僕もオルカンとS&P500の投資信託だけで運用していました。正直、それで十分です。「迷わない・手間ゼロ」が長期積立の最強アクションだから。

でも9年続けていると、投資信託1本では味気なく感じる瞬間が出てきます。僕の場合、その時に手を伸ばしたのが成長投資枠でのETFと日本個別株でした。VTI(米国全体のETF)は「もう少しコストを下げたい」という理由で、トヨタ・三菱UFJ・ファーストリテイリング等の日本個別株は「応援したい企業を持つ楽しさ+配当のインカム+何倍にもなり得るロマン」を求めて買い始めました。

ただし、初心者に同じ使い方を勧めることはしません。株式投資にどっぷりハマっている人間だからこそ、個別株という誘惑を「枠を決めた範囲内で楽しむ」ことができていますが、始めたばかりの段階だと個別株の値動きに振り回されて、本丸のインデックス積立まで止めてしまうリスクがある。僕自身、積立開始の1〜2年は毎日含み損を見ては一喜一憂していた経験があります。

今の自分が読者にアドバイスするなら、「つみたて投資枠で投資信託 → 余裕が出たら成長投資枠でETF → さらに余裕とリスク許容があれば個別株」の順で広げるのが一番事故が少ないです。僕の今の構成は、あくまで9年の積立で土台が固まった後の話、と受け取ってもらえればと思います。


【独自判断フロー】株・ETF・投資信託の損益分岐点で選ぶ

3種類の選び方をフローで整理

「結局どれを選ぶか」を投資スタイル・手間・コスト許容度で判断するフローを作りました。

Q1. 積立投資は自動で回したい?
 ├ YES → Q2. 月1,000円〜3万円程度の少額で始めたい?
 │         ├ YES → 【投資信託】(オルカン・S&P500等のインデックス型)
 │         └ NO  → Q3へ
 └ NO  → Q4へ

Q3. 信託報酬をさらに下げたい?
 ├ YES → 【ETF】(VTI・VOO・国内ETF)※自動積立可の証券会社を選ぶ
 └ NO  → 【投資信託】(手間ゼロ優先)

Q4. 自分で売買タイミングを選びたい/配当・株主優待・応援が好き?
 ├ YES → 【個別株】(成長投資枠のみ。投資信託で土台を作った後が推奨)
 └ NO  → 【投資信託】に戻る(無理せず基本型を)

損益分岐点の考え方(年間コスト)

3種類を月3万円×20年(元本720万円)で持ち続けたときの年間信託報酬コストは、以下のようになります。

  • 投資信託(信託報酬0.15%想定):20年累計で約17万円
  • ETF(信託報酬0.08%想定):20年累計で約9万円
  • 個別株(信託報酬なし):0円(売買手数料は別途)

コストだけ見ればETF・個別株が有利ですが、「自動積立で続けやすい」投資信託の続けられる確率の高さを踏まえると、初心者はまず投資信託、慣れてからETF・個別株でコスト最適化を狙うのが現実的です。

成長投資枠とつみたて投資枠の使い分けは、以下の記事で詳しく解説しています。

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よくある質問(NISA×株・ETF・投資信託)

Q1. NISAで米国株(外国株)は買えますか?

はい、成長投資枠を使えば米国株を含む外国株も購入できます。SBI証券・楽天証券・マネックス証券等は、成長投資枠での米国株・米国ETF取引に対応しています(各社公式ページより)。ただし、外国株には為替リスクが伴い、米国株の配当金には現地で10%の源泉徴収税がかかる点(この分はNISAの非課税対象外)は知っておいてください(金融庁公式情報より)。

Q2. ETFと投資信託、NISAで使うならどちらが得ですか?

コスト面ではETFが有利、続けやすさ・始めやすさでは投資信託が有利です。「自動積立で長期運用したい」なら投資信託、「コストを抑えて自分で注文できる」ならETF、と自分の投資スタイルに合わせて選んでください。

Q3. 個別株は初心者でも買って大丈夫ですか?

NISA成長投資枠で個別株は買えますが、まずは投資信託で積立の土台を作ってから個別株に進むのが安全です。個別株は1社の業績・ニュース次第で大きく動くため、相場の値動きに慣れていない段階だと本丸のインデックス積立まで止めてしまうリスクがあります。

Q4. 3種類を同時に買っても大丈夫ですか?

はい、成長投資枠の年間240万円の範囲内なら3種類を自由に組み合わせられます。ただし、配分は「投資信託を軸に、ETF・個別株はサブ」の比率が初心者にはおすすめです。


まとめ:3種類の違いを早見表で押さえたら、成長投資枠で最適解を

新NISAで買える商品は「個別株」「ETF」「投資信託」の3種類。つみたて投資枠(年120万円)は投資信託・ETFのみ、成長投資枠(年240万円)は個別株も含めて3種類すべてが購入対象です。

初心者はまず投資信託を自動積立で回すのが一番失敗が少なく、コストを下げたい段階でETF、配当・応援・ロマンを取りにいきたい段階で個別株を成長投資枠に加えていく順番が堅実です。

NISA口座をまだ開設していない方は、まずは口座開設から始めてみてください。年代別のファンド選び方は以下の記事もご参考ください。

NISAはじめてガイド
オルカン or S&P500 どっち?選び方の判断基準と年代別の最適解【2026年版】 NISAでオルカンとS&P500のどちらを選ぶか、信託報酬・米国比率・過去実績の違いから3つの判断基準、20代〜60代別の推奨配分早見表(運用残期間×リスク許容度×目標金額の3軸...

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