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「VOOやVTIをNISAで買いたいけど、そもそも買えるの?」「米国ETFって難しそう…」と感じている方は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、VOOもVTIも、NISAの「成長投資枠」で購入できます。
NISA研究家リュウの実感として、VOO・VTIは低コスト・高分散の優秀なETFですが、初心者にとっては「為替コスト」「分配金の課税」「最低購入金額」など、国内投資信託にはない注意点もあります。
この記事では、VOO・VTIの基本的な特徴から、NISAでの具体的な買い方、購入できる証券会社、見落としがちな注意点までまとめて解説します。米国ETFに興味がある方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
VOO・VTIとはどんな米国ETFなのか
VOOはS&P500に連動する米国ETF
VOO(バンガード・S&P500 ETF)は、米国の大手資産運用会社バンガード(Vanguard)が運用するETFです。米国の代表的な株価指数「S&P500」に連動する設計になっています。
S&P500とは、ニューヨーク証券取引所やナスダックに上場している米国の主要企業約500社で構成される株価指数です。アップル・マイクロソフト・アマゾン・アルファベット(グーグル親会社)など、世界的な大企業が名を連ねており、米国経済全体の動向を映す指標として広く利用されています。
VOOの主な特徴は以下のとおりです。
- 経費率(信託報酬に相当):年0.03%(2026年4月現在、Vanguard公式サイトより)と非常に低コスト
- 米国の大型株約500社に分散投資できる
- 2026年4月時点の株価:約624ドル(Yahoo Finance、2026年4月13日時点)
- 米国市場全体の動きにほぼ連動する
ETFとは「Exchange Traded Fund(上場投資信託)」の略で、株式と同じように証券取引所でリアルタイムに売買できる投資信託のことです。

VTIは米国市場全体をカバーするETF
VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)も、バンガードが運用するETFです。米国市場に上場しているほぼすべての銘柄(約3,600〜4,000銘柄)を投資対象にしており、大型株だけでなく中型株・小型株まで幅広くカバーしています。
VTIの主な特徴は以下のとおりです。
- 経費率:年0.03%(2026年4月現在、Vanguard公式サイトより)とVOO同様に低コスト
- 米国株式市場全体に投資できる超分散型ETF
- 2026年4月時点の株価:約335ドル(Yahoo Finance、2026年4月10日時点)
- S&P500に含まれない中小型株の成長も取り込める
VOOとVTIは非常に似た値動きをすることが多いですが、VTIのほうがより幅広い銘柄に分散されています。「米国の大型企業中心に投資したいならVOO」「米国市場をまるごとカバーしたいならVTI」と覚えておくとわかりやすいです。
VOOとVTIはどちらも米国市場に上場している
VOOもVTIも、米国のニューヨーク証券取引所(NYSE Arca)に上場している米国籍のETFです。日本の証券取引所には上場していないため、日本の証券会社を通じて「外国株式」として購入する形になります。
この点はNISAでの購入ルールにも関わる重要なポイントです。
NISAでVOO・VTIは買えるの?成長投資枠の活用
成長投資枠で購入できる
新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの枠があります。
VOOやVTIのような米国上場ETFは、「成長投資枠」を使って購入できます。金融庁が定めた成長投資枠の対象商品として認められています。
成長投資枠の概要は以下のとおりです(出典:金融庁「新しいNISA」)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年間投資枠 | 240万円 |
| 非課税保有限度額(総枠) | 1,800万円のうち最大1,200万円 |
| 対象商品 | 上場株式・ETF・投資信託など |
| 非課税保有期間 | 無期限 |
通常、海外株式や海外ETFの売却益・分配金には約20.315%の税金がかかりますが、成長投資枠を使えば売却益は非課税になります。長期保有を前提にした場合、この非課税メリットは非常に大きいです。
つみたて投資枠では買えない点に注意
VOOとVTIは、「つみたて投資枠」では購入できません。つみたて投資枠の対象商品は、金融庁が定めた要件を満たした国内籍の投資信託・ETFに限られており、VOO・VTIのような米国籍ETFは対象外です。
「VOOやVTIに毎月コツコツ積み立てたい」という場合には、成長投資枠を利用して自分で積立設定をするか、同様の指数に連動する国内籍の投資信託(例:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)など)をつみたて投資枠で活用する方法があります。


NISAでVOO・VTIを買える証券会社
主要ネット証券で購入可能
VOOやVTIといった米国ETFを、NISAの成長投資枠で購入できる主なネット証券を紹介します。
SBI証券は、米国株・米国ETFの取り扱いが豊富で、VOO・VTI両方をNISA口座で購入できます。NISA口座での米国株取引にかかる国内手数料が無料(2026年4月現在)のため、コストを抑えて投資できる点が魅力です。
楽天証券も、VOO・VTIをNISA口座で取り扱っています。楽天ポイントを使った投資や、楽天カードでのポイント積立など、楽天経済圏を活用したい方に向いています。
マネックス証券は、米国株の銘柄数が国内トップクラスで、VOO・VTIはもちろん幅広い米国ETFを取り扱っています。
どの証券会社でも、まずNISA口座を開設し、「外国株式」または「米国ETF」のメニューからVOO・VTIを検索して購入する流れです。

購入時の為替コストにも注意
VOOやVTIは米ドル建ての商品です。日本円で購入する際には円をドルに換える「為替両替」が必要になり、ここで為替手数料(スプレッド)が発生します。
ただし近年、主要ネット証券での為替コストは劇的に下がっています。たとえばSBI証券や楽天証券では、米ドルのリアルタイム為替手数料を無料(0銭)にするなど、投資家にとって非常に有利な環境が整っています(2026年4月現在)。
各証券会社によってキャンペーンや適用条件が異なる場合があるため、最新の為替手数料は必ず各社の公式サイトで確認してください。
VOO・VTIをNISAで買うときの注意点
分配金への課税は残る(外国税額控除)
NISAの非課税メリットについて、大切なポイントがあります。
VOO・VTIからは定期的に分配金(配当金)が支払われます。このとき、米国で10%の源泉徴収税が差し引かれます(米国税法に基づく課税)。NISAは日本国内の課税を免除する制度であるため、この米国での課税分は免除されません。
つまり、NISA口座でVOO・VTIを保有していても、分配金受取時には米国での10%課税が残ります。この点は必ず理解しておいてください。
なお、特定口座(課税口座)で保有する場合は「外国税額控除」という確定申告の仕組みで二重課税を調整できますが、NISA口座では確定申告による還付ができません。

一方で、売却益(キャピタルゲイン)にはNISAの非課税が適用されます。長期保有して値上がり益を狙うスタイルの方には、大きなメリットがあります。
為替リスクがある
VOO・VTIは米ドル建ての資産です。円高になると円換算での資産価値が下がり、円安になると上がります。このような為替の変動による価値の増減(為替リスク)は、米国ETF投資に必ずともなうリスクの一つです。
為替リスクが気になる方は、円建てで同じ指数に投資できる国内籍の投資信託も選択肢として検討してみてください。
最低購入単価に注意
VOO・VTIは1株単位での購入です。2026年4月時点では、VOOが約624ドル(約10万円前後)、VTIが約335ドル(約5.4万円前後)で推移しています(Yahoo Finance、2026年4月13日時点。円換算は1ドル=約160円で概算)。
少額から始めたい方には、100円から積み立てられる国内の投資信託のほうがハードルが低いです。

VOO・VTIとeMAXIS Slim S&P500を比べてみると
NISAでS&P500に投資する方法として、「VOO(米国ETF)」と「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)(国内投資信託)」を比較する方は多いです。それぞれの特徴を表にまとめます。
| 比較項目 | VOO(米国ETF) | eMAXIS Slim S&P500(国内投信) |
|---|---|---|
| 購入できる枠 | 成長投資枠のみ | つみたて投資枠・成長投資枠 |
| 最低購入金額 | 約10万円(1株単位) | 100円〜 |
| 為替コスト | 円→ドルの両替が必要 | 不要(円建て) |
| 分配金への課税 | 米国で10%課税あり | ファンド内で自動再投資(※内部で米国税10%は控除済) |
| 積立の手軽さ | 自分で設定が必要 | 自動積立が設定しやすい |
初心者が少額からコツコツ積み立てたい場合は、つみたて投資枠も使えて為替コストのかからないeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のほうが扱いやすいと考えます。
一方で、米国ETFの本家銘柄に直接投資したい方や、成長投資枠を積極的に使いたい方にとっては、VOO・VTIを直接購入するスタイルも魅力的な選択肢です。
どちらが正解ということはなく、自分の投資スタイルや目的に合わせて選ぶことが大切です。

まとめ:NISAでVOO・VTIを活用するポイント
この記事のポイントをまとめます。
- VOOはS&P500連動、VTIは米国市場全体連動の低コスト米国ETF(経費率はどちらも年0.03%)
- どちらもNISAの成長投資枠で購入できる(つみたて投資枠は対象外)
- SBI証券・楽天証券・マネックス証券などの主要ネット証券で取り扱いあり
- 売却益はNISAで非課税だが、分配金には米国での10%課税が残る
- 為替リスクや最低購入単価(VOO約10万円、VTI約5.4万円)など、初心者が押さえるべき注意点あり
- 少額積立にはeMAXIS Slim S&P500のような国内投資信託も有力な選択肢
新NISAの成長投資枠は年間240万円まで活用できます。VOO・VTIはその有力な投資先候補として多くの投資家が注目しています。ぜひご自身の投資スタイルや資産計画に合わせて検討してみてください。

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