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結論から言うと、NISAの成長投資枠で優待株を買えば、配当金を非課税で受け取りながら、株主優待も手に入れることができます。
NISA研究家リュウです。株主優待は、企業から商品やサービス、割引券などをもらえる制度です。通常、株式投資で得られる配当金には約20.315%の税金がかかりますが、NISAの成長投資枠(年間240万円)を活用すればこれがゼロになります。
この記事では、NISAで配当の非課税メリットと株主優待をダブルで享受するための基本知識、銘柄の選び方のコツ、優待廃止リスクへの対処法を初心者向けに解説します。
株主優待とは:初心者向け基本説明
株主優待とは、企業がその株を一定数以上保有している株主に対して、商品やサービス、割引券などを提供する制度です。企業が株主に感謝を示し、長期保有を促進するために実施しています。
例えば、大手スーパーのイオンの株を保有していると、イオングループの店舗で買い物の際に使えるキャッシュバック特典を受けられます。また、航空会社のANAの株主には、飛行機搭乗時の割引券や特典が提供されます。
株主優待は配当金とは別の制度です。配当金は企業の利益を現金で株主に還元するのに対し、株主優待は商品やサービスという形で還元されます。NISAで株を保有すれば、配当金も非課税になるうえ、株主優待もそのまま受け取ることができます。
NISAの成長投資枠で優待株が購入できる理由
NISAの成長投資枠は、上場企業の個別株やETF(上場投資信託)の購入に使える枠です。年間投資上限は240万円(月換算で20万円)です(金融庁「新しいNISA」制度概要参照、2026年4月時点)。
この成長投資枠の大きな特徴は、個別株を直接購入できる点です。つみたて投資枠では投資信託に限定されていますが、成長投資枠なら個別株式投資が可能です。株主優待がもらえる企業の株を直接購入し、NISAの非課税メリットを活かしながら優待を受け取ることができます。
成長投資枠で購入した株式から得られる配当金や、その後の売却益もすべて非課税です。優待株の場合、配当利回りが比較的高い企業が多いため、この非課税メリットは大きいです。
NISAで株主優待銘柄に投資するメリット
配当金の非課税メリットと優待の両立でお得
優待株の多くは配当利回りが2~4%程度と比較的高めです。通常の税制では、配当金に対して20.315%の税金がかかります。100万円分の配当金を得ても、約20万円が税金として引かれてしまいます。
NISAの成長投資枠で購入した株から得られる配当金なら、その税金がかかりません(※株主優待自体は税務上「雑所得」扱いとなり、もともとNISAの非課税対象ではありませんが、原則として受け取り時に源泉徴収はされません)。配当金をまるまる受け取りながら株主優待も楽しめるため、投資効率が大幅に向上します。
行動経済学の「保有効果(endowment effect)」によると、人は自分が保有しているものに対して実際の価値以上の愛着を感じる傾向があります。株主優待は、自社製品や割引券という「具体的なモノ」を受け取れるため、投資を続けるモチベーションを高める効果があります。
初心者でも選びやすい企業
株主優待がある企業は、一般消費者にとって身近でわかりやすい企業が多いです。イオンやセブン&アイ・ホールディングスといった小売企業、マクドナルドなどの飲食企業など、日常生活で利用する企業がほとんどです。
企業の経営状況や事業内容を理解しやすく、投資初心者でも購入判断がしやすいのが特長です。
長期保有のモチベーションになる
優待目当てで株を保有する投資家は、比較的長期保有する傾向があります。新NISAの非課税保有期間は無期限のため、長期保有との相性が抜群です。長期保有により、複利効果を活かした資産形成が可能になります。
金融庁の「NISA口座の利用実績調査」によると、NISAで個別株を保有する投資家の平均保有期間は3年以上であり、短期売買よりも長期保有が主流です。
優待株を選ぶときのポイント
権利確定日を確認する
株主優待をもらうには、「権利確定日」までに株を保有していることが条件です。権利確定日とは、企業が優待の対象となる株主を決定する日のことです。
多くの企業では年1回(3月末や9月末)に権利確定日を迎えますが、企業によって異なります。例えば、イオンは3月末と9月末の年2回、優待を実施しています。権利確定日の2営業日前(権利付最終日)までに株を保有していることが必要です。
投資初心者は、まずは権利確定日が年1回の企業から始めるのがおすすめです。
継続保有条件をチェック
優待の内容は、保有株数によって変わることが多いです。例えば「100株以上300株未満で1,000円相当、300株以上で3,000円相当」といった具合です。
投資資金に限りがある初心者は、100株から始められる企業を選ぶのが無難です。成長投資枠の年間上限240万円(月換算20万円)の範囲内であれば、多くの優待株を購入できます。
優待内容の実用性を確認
優待の内容は企業によって大きく異なります。商品券、割引券、ポイント、特典サービスなど多種多様です。
自分が実際に利用できる企業の優待を選ぶことが重要です。例えば、普段マクドナルドを利用しない人がマクドナルドの株を買っても、優待の価値を活かし切れません。身近で実用性の高い優待を選ぶことで、初心者でも投資の楽しさを感じやすくなります。
初心者におすすめの優待株の特徴
身近な小売企業
イオンなどの大手スーパーマーケットは、多くの初心者に選ばれています。企業が身近で経営状況が理解しやすく、割引券やポイントの使い勝手が良いためです。これらの企業は優待利回り(優待の価値を株価で割った利回り)が2~3%程度と比較的安定しています。
株主優待が充実した企業
ANAやJALなどの航空会社は、株主優待で搭乗割引券や特典を提供しています。飛行機を利用する人にとっては、優待の価値が非常に高いです。これらの企業の株は、成長投資枠で無理なく購入できる価格帯のものが多く、初心者にも始めやすいです。
配当と優待のバランスが良い企業
優待利回りが3%以上でありながら、配当利回りも1~2%ある企業を選ぶと、配当と優待の両方を享受できます。NISAの非課税メリットを最大限に活かすには、このようなバランスの良い企業選択が効果的です。
優待廃止リスクについての注意点
優待制度は企業の経営判断により、いつでも廃止される可能性があります。実際、2020年以降、業績悪化やコスト削減を理由に優待を廃止した企業も多数あります。
行動経済学の「損失回避バイアス」の研究によると、人は利益を得る喜びよりも損失の痛みを約2倍強く感じます。優待廃止による株価下落で、優待でもらった以上の損失が出るリスクがあるため、優待だけを目的にした投資は危険です。
初心者は、優待だけに頼らず、企業の経営状況や成長性も併せて確認することが大切です。また、複数の企業の優待株をバランスよく保有することで、リスク分散を図ることもおすすめです。
優待株購入の具体的な流れ
成長投資枠で優待株を購入するには、まずNISA対応の証券会社で口座を開設する必要があります。SBI証券や楽天証券、マネックス証券などが対応しています。

口座開設後、投資したい企業の株コードを検索し、成長投資枠での購入注文を入れます。年間240万円(月換算20万円)の範囲内であれば、複数企業の株を購入することも可能です。
優待株投資は、値動きを頻繁にチェックする必要がなく、長期保有を前提としているため、投資初心者にとって精神的な負担が少ないのも特徴です。
より高い配当を求める場合は
優待だけでなく、高い配当利回りも重視したい方は、高配当株投資ガイドもあわせてご覧ください。配当利回りが4%以上の銘柄選びのポイントも詳しく解説しています。

まとめ
NISAの成長投資枠を活用することで、株主優待と配当金の両方を非課税で享受できます。初心者は権利確定日や継続保有条件を確認し、実用性の高い優待を選ぶことが成功の鍵です。
イオンのような身近な小売企業やANAなどの特典が充実した企業から始めるのがおすすめです。優待廃止のリスクを踏まえながら、複数企業をバランスよく保有することで、長期的な資産形成に役立てることができます。
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