NISAで金(ゴールド)ETFは買える?分散投資の観点から初心者向けに解説

NISAでゴールドETFに投資する分散投資のイラスト

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「NISAでゴールドに投資できるの?」「金ETFってどうやって買うの?」

そんな疑問を持つ方が、2025〜2026年にかけて急増しています。地政学リスクの高まりや円安・ドル安懸念を背景に、金(ゴールド)への注目が集まっているからです。

結論からお伝えすると、NISAで金ETFや金に連動する投資信託を購入することは可能です。ただし、いくつかの注意点もあります。この記事では、NISAを使ったゴールド投資の基本から、具体的な銘柄の選び方、注意点までをわかりやすく解説します。


目次

NISAで金(ゴールド)投資はできるの?

現物の金はNISA対象外

まず大前提として、「現物の金(金の延べ棒やコイン)」はNISAの投資対象外です。NISAは株式や投資信託などの金融商品を非課税で運用できる制度であり、モノそのものを購入する現物取引には対応していません(金融庁の制度設計による)。

田中貴金属やSBIゴールドなどで「純金積立」として買う現物ゴールドも、同様にNISA口座では購入できません。

金ETFや投資信託ならNISAで買える

一方、証券取引所に上場している金ETF(上場投資信託)や、金に連動する投資信託は、NISAの「成長投資枠」の対象となります。これらは株式と同様に証券口座で購入でき、売却益が非課税になります。

NISAの成長投資枠の年間投資上限は240万円、生涯投資枠は1,200万円です(金融庁「NISAの概要」より)。ゴールド系の商品はこの成長投資枠を活用することになります。

📌 NISAのつみたて投資枠について:ゴールド単体に投資するETF・ファンドは、つみたて投資枠の対象外となっています。つみたて投資枠は金融庁が指定した長期・分散・積立に適した一定の投資信託のみが対象であり、ゴールド系商品はその基準を満たしていません。

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金ETFとゴールドファンドの違いをわかりやすく解説

金ETFとは?

金ETF(Exchange Traded Fund)とは、金価格に連動するよう設計された上場投資信託です。株式と同じように証券口座から購入でき、リアルタイムで売買できます。

代表的な金ETFには、以下のようなものがあります。

  • 1326:SPDRゴールド・シェア(世界最大規模の金ETF)
  • 1540:純金上場信託(現物国内保管型)(国内保管で安心感が高いと言われています)
  • 1328:金の果実(野村アセットマネジメント)

これらはすべて東京証券取引所に上場しており、SBI証券・楽天証券・マネックス証券などで購入可能です。

ゴールドファンド(投資信託)とは?

ゴールドファンドとは、金価格に連動することを目的とした非上場の投資信託です。ETFと違いリアルタイムの売買はできませんが、100円程度の少額から積立購入できる点が初心者に向いていると言われています。

主な例としては「ピクテ・ゴールド(為替ヘッジあり/なし)」などがあります。ただし、純粋なゴールドファンドはつみたて投資枠の対象外のため、成長投資枠での一括または積立購入が中心となります。

どちらを選べばいい?

比較項目金ETFゴールドファンド(投資信託)
購入単位1口単位(数千円〜)100円〜(少額OK)
リアルタイム売買✕(翌営業日以降)
信託報酬比較的低めやや高め
積立のしやすさ

少額からコツコツ積み立てたい方にはゴールドファンド、まとまった金額を投資したい方には金ETFが向いていると言われています。

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なぜ今「ゴールド」が注目されているのか

地政学リスクとドル安懸念が追い風

2025〜2026年にかけて、金の国際価格は大きく上昇しています。主な背景として以下の要因が挙げられています。

  • 中東・ウクライナ情勢など地政学リスクの継続:有事の際に「安全資産」として金が買われる傾向があります
  • 米国の財政悪化・ドル安懸念:ドルの価値が下がると、相対的にドル建て資産である金の価値が上がりやすいと言われています
  • 各国中央銀行による金の購入増加:世界金協会(WGC)の報告によると、中央銀行の金購入は2022年以降、高水準が続いています

こうした環境が「ポートフォリオに金を加えたい」という需要を高めており、NISA口座でのゴールド系商品への関心も高まっています。

株式と逆相関しやすい「安全資産」としての役割

金投資の大きなメリットのひとつは、株式市場と逆相関しやすい点です。歴史的に見ると、株式相場が大きく下落する局面(リーマンショック・コロナショックなど)で、金価格は逆に上昇するケースが多く見られました。

これを「分散投資の効果」と呼びます。株式だけのポートフォリオに金を加えることで、相場が荒れたときのリスクを和らげる効果が期待されると言われています。

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NISAで買える主な金ETF・ゴールドファンドの例

成長投資枠で買える主な金ETF(東証上場)

ティッカー銘柄名特徴
1326SPDRゴールド・シェア世界最大級の純金ETF。国際金価格に連動
1540純金上場信託(現物国内保管型)現物ゴールドを国内保管。円建て価格に連動
1328金の果実(野村AM)国内金先物価格に連動。比較的流動性が高い

※信託報酬・詳細は各運用会社の最新目論見書をご確認ください。

投資信託(ゴールドファンド)の例

投資信託の場合、各社のNISA対応ゴールドファンドの取り扱い状況は証券会社によって異なります。SBI証券・楽天証券の「ファンド検索」でキーワード「ゴールド」「金」で絞り込むと、成長投資枠対応の商品を一覧で確認できます。

購入前に必ず信託報酬(年間コスト)・為替ヘッジの有無・純資産総額の3点を確認するようにしましょう。

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金投資のデメリット・注意点

配当・利息が一切ない

株式や債券と違い、金は配当金や利息を一切生みません。保有しているだけでは収入は発生せず、売却時に値上がり益が出た場合にのみ利益となります。「定期的な収入が欲しい」という方には不向きな投資先と言えます。

価格変動リスクに注意

金は「安全資産」と呼ばれますが、価格変動がないわけではありません。ドル円相場の影響を受けやすく、円高が進むと円建ての金価格が下落することがあります。また、地政学リスクが落ち着くと価格が下がる局面もあります。

ポートフォリオに占める割合の目安

一般的に「ポートフォリオに占める金の割合は10〜20%程度が目安」と言われています(諸説あります)。金だけに集中投資するのではなく、株式・債券・不動産(REIT)などとバランスよく組み合わせることが、長期的なリスク分散につながると言われています。

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まとめ:NISAでのゴールド投資は「分散の一手」として有効

この記事のポイントをまとめます。

  • 現物の金はNISA対象外だが、金ETFや投資信託はNISA成長投資枠で購入可能
  • 金ETFは少額のETFから購入でき、株式と同じ感覚で売買できる
  • ゴールドは地政学リスクへの備えや株式との分散効果として注目されている
  • 配当・利息はなく、価格変動リスクもある点は理解しておく必要がある
  • ポートフォリオ全体の10〜20%程度を目安に組み入れることが多いと言われている

NISAは長期・分散・積立が基本です。株式ファンドだけに偏らず、ゴールドも視野に入れた分散投資を検討してみてはいかがでしょうか。まずは少額から試してみることをおすすめします。

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